加熱式たばこ元年とも言われている2017年。数種類の加熱式たばこが販売されている中でも認知度が高く、愛用者が着々と増えているのが『iQOS(アイコス)』だ。従来の紙巻きたばこはやめ、すでに移行済みという喫煙者も多いのではないだろうか。

そんなアイコス愛用者の中には「まだ紙巻きなんて吸ってんの?」なんてドヤる人もいるようだが、肝に銘じておいて欲しいことがある。それはズバリ「せっかくアイコスに慣れていたのに再び紙巻きたばこを吸い始めたらヤバいことになる」ということだ。

・アイコスを吸ったらまさかの現象

そう聞いたら、体に悪影響でも……!? とドキドキする人もいるかもしれないが、たばこを吸っている時点で “毒” なのでそれではない。ただ、私(筆者)の体験したことをありのままに話すと、アイコスに慣れていたのに再び紙巻きたばこを吸い始めたら、まさかの現象が起きてしまった。

・アイコスを吸い始めた理由

基本的に室内でたばこを吸わない私は、これまでの寒い時期は屋外でガタガタ震えながら吸っていた。そんな中で彗星の如く現れ、重宝する存在になったのがアイコス。あまり臭いがしないこともあって、気軽に室内や車内でも吸えるようになり、最初はマズいと思っていた味にも知らず知らずのうちに慣れていた。が、しかし!

理由が理由、そして最近の暖かい気候も手伝って、再び紙巻きたばこを吸う日々に逆戻り。紙巻きのガツンとくる吸い応えを味わうと、自然とアイコスから手が遠のいていた。そうした中、買いだめしていたアイコスを消化しないのももったいないので吸ってみたところ……

・慣れていたはずなのにマズい

久しぶりに吸ったアイコスが信じられないほどマズかった。トウモロコシ茶のような独特の味……通称「アイコス味」に私は以前よりも敏感に反応。フタを開けてみれば、慣れていたはずのアイコスが受け入れられない体になっていたのである。

そういや初めてアイコスを吸った時もこんなものだったかな……とも思ったが、一度マズいと思ったものをまた吸おうとはならず。自然と紙巻きたばこの元サヤにスッポリ。現状のままだと、次の冬までアイコスは利用しないかもしれない。

・できるなら専念すべき

とはいえ、これはあくまで一例。もともと、アイコスの味が大好きではなかった私だから起きた現象なのかもしれない。一部のアイコス愛用者の中では「逆に紙巻きたばこがマズいと感じる」という話も聞くだけに、個人差はあると思っていい。

間違いない正解は「禁煙すること」ではあるが、それが無理なら紙巻きと加熱式はどちらかに専念しておいた方が後々マズい思いをしなくて済むと思われる。現在、アイコスを愛用している人はこのことを頭に入れておいて損はないだろう。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.