「フードコート」はお金のない学生の憩いの場であると、私(佐藤)は思っている。食べたいものをカウンターで注文して、「焼きそばの方~!」とか呼ばれて自分で取りに行く。食器は自分で所定の位置に片づける。それがフードコート。安い代わりに、何でも自分でやる場所だ。
もしもそれを東京・銀座でやると、どうなるのか? 2017年4月20日にオープンしたGINZA SIXには、セレブのフードコートと言ってもいい、飲食エリアが設けられている。それが、「銀座大食堂」だ。気軽に入ったら、値段もサービスもテーブル・椅子まで全部高級! ここは俺の知ってる食堂じゃねえーーッ!
・オシャレすぎる食堂
銀座大食堂があるのは、この施設の6階。食堂というから、結構庶民的な雰囲気なのかと思いきや……。
ごっついオシャレやないの。全身ユニクロの私(佐藤)にとっては、ちょっと敷居が高い……。心拍数が上がっているように感じられるのは気のせいではない。
・ランチコース5000円!?
ここは、一風変わったお店のつくりをしている。中央に「築地バル with 魚力」という店舗のカウンターバーがあり、それを取り囲むように、9店舗が小さな軒を連ねている。一見屋台村のような雰囲気だ。何も知らずに1軒に入ってみたところ、ランチはコースのみで、その料金が5000円超! ランチに5000円も払えないよッ!!
・席にいながら、8つのお店の料理を注文できる
そう思っていたら、奥の方にテラスに面したエリアがある。ここが銀座大食堂だった。
ここが銀座流のフードコート。席にいながら、8つの店舗の料理をオーダーすることができる。テラス席は天井が高く、横幅40メートルもある開放的な空間。
眼下には、銀座6丁目の通りを見下ろすことができる。目の前には、私の大好きなユニクロが!
・1800円……
銀座大食堂では、それぞれの店舗とは異なるメニューをオーダーすることができる。メニューを見てみると……。
たしかに店舗のランチコースよりはずっと安いけど、それでも銀座価格。料理はすべて1800円、セットドリンクはコーヒー・紅茶各300円。やっぱりここは普通のフードコートではない。さらにいえば、私の知る食堂ではないような……。全身ユニクロには、やっぱり敷居が高い。ぐぬぬ……。
・雰囲気とホスピタリティを考えると妥当
いろいろ考えた挙句、北海道ダイニング「北海道 UEDAGUMI」の北海道標津いくら丼(1800円)を注文した。
おお! 実に色鮮やかないくら! てっぺんに乗ったウニも色合いも非常に美しい! これは1800円の価値あるかも。何より、この空間と、ホスピタリティあふれるサービスを考えると、1800円は安いかもしれないぞ。
・テラス席は人気
ちなみにこの日はオープン初日で、テラス席に座りたがるお客さんが相次いでいた。天気が良い日は、テラス席争奪戦になりそうな予感。銀座大食堂は高級ではあるものの、人気スポットになるかもしれないぞ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 銀座大食堂
住所 東京都中央区銀座6-10-1 6F
営業時間 11:00~23:30
定休日 なし(GINZA SIXに準ずる)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24