宗教は人々の心の拠り所となり、何かを信じて心の支えにすることは素晴らしいことである。しかし、新興宗教やカルト宗教となると、少し抵抗を感じてしまう人がほとんどではないだろうか。

そんななか、海外掲示板サイトRedditのユーザーが「カルト宗教に入団&脱退したキッカケ」を告白していて、なかなか興味深い話が飛び出しているのでいくつか紹介したいと思う。

1.母親がカルトリーダーだった!

カルト宗教団のリーダーだったアシャヤナ・ディーンという女性が母親だというユーザーは、彼女が率いる教団への入団を拒んだため親子の縁を切られてしまったと告白。アシャヤナさんは、エイリアンと通信出来る能力を持っていると人々を洗脳していたそうだ。

2.最初は ‟真実” を求めていただけだったが……

‟真実” を求めてカルト教団に入団した両親に連れられ、8歳ぐらいの時に信者になったというユーザーの話。最初は特に怪しいところはなかったが、教団内で多重婚が横行し始め、少女が老齢者と無理矢理結婚させられるなどの事態に。ユーザーの15歳の姉に被害が及ばないよう、一家は教団を脱退したと明かしている。

3.親に連れられて入団したパターン

物心ついた頃にはカルト教団と生活を共にしていたというユーザーも、親に連れられて入団したパターンである。2011年に世界の終焉が訪れると信じていた教団は、世の中の終わりを恐れる心優しい人ばかりだったという。

4.サイエントロジーに入団寸前だった!

俳優トム・クルーズが熱心に信仰していることで知られる、サイエントロジー関連の会社で働いてたという男性の話。入団するか悩んでいた矢先に、ちょっとした出来事で「サイエントロジーが掲げる教えを受け入れていない」と言いがかりをつけられ、3時間も人質状態になってしまったのだとか。この出来事をきっかけに、サイエントロジーに関わることをやめたと語っている。

5.普通に仕事をしたかった!

両親がカルト教団に入っていたため、子供の頃から信者だったというユーザーは、成人しても普通に働くことを許されなかったのだそう。普通に仕事をしたかった彼は、教団を脱退して軍に入隊。思い切って軍隊に入って良かったとコメントしている。

6.脱退後に失った物が大きすぎたと語る元信者が多数

両親がカルト教団に入っていたため、自然と洗脳されて信者になったというユーザーが多数を占めていたのだが、脱退後に失った物が大きすぎたと語る人も多かった。

自分だけが脱退すると家族や友達を同時に失うことになり、自分のアイデンティティや入団していた年月など、どれだけ多くの物を自分が失ったか痛感し、社会や新生活に馴じめず大変な思いをしたとの声が目立っていた。

筆者の周りには、カルト教団に入ったり新興宗教を信仰している人が全くいないため、興味深く掲示板を拝見した。信仰と洗脳は全く別物だと思うし、その違いを見誤らないように気をつけるべきではないだろうか。

参照元:Reddit
執筆:Nekolas
イラスト:Rocketnews24.