【プロ直伝】“臭気判定士” が教える「デオドラント商品の最も効果的な使い方」(2ページ目)
──では、若い男性と中年男性はどちらの方がニオイがキツいのでしょうか?
「部位によって違います。20代男性と40代男性を比較するとしましょう。20代男性に最も気を付けてもらいたいのは “ワキ” です。そして40代男性は”頭”です」
──頭から来るのか……! 興味本位の質問なんですが、髪の薄い人、ハッキリ言うとハゲでも頭はにおうのでしょうか?
「髪が薄い方でもにおいます。ただ、いわゆるツルツルの方は評価した経験がないので、もしかしたら におわないのかもしれませんね。言ってみれば肌の一部なので」
──なるほど。では、若い男性はとにかくワキに気を付けろと?
「そうですね。先ほど40代男性は頭と言いましたが、ワキも依然として強いです。なので若い人だけが気を付ければいいというわけではありませんが、ワキに限ると若い人の方がにおいます。またニオイの強度は0~5を0.5刻みに11段階で判定するのですが、男性の9割は3以上の強度があります。強度3は満員電車で隣り合ったときに気づかれてしまうレベルです」
──9割が3以上! おっかねぇぇえええ!! ……それにしてもワキって恐ろしいですね。ではワキからニオイを発生させないポイントはあるのでしょうか?
「まずは、お風呂などで清潔にする。これが基本です。そしてデオドラント商品でケアしてもらうことですね」
──なるほど。では、デオドラント商品はいつ使うのが最も効果的なのでしょうか? お風呂あがりなのか、それとも汗をかきはじめてからなのか? どちらでしょう?
「デオドラント商品は基本的に “予防効果” なんですね。なのでニオイが発生してから使用しても遅いんですよ。つまり汗をかく前、例えばお風呂上がりや出かける前に使うのが最も効果的です。
また、夏場などは汗で効果が下がってしまうんですね。その際はシートなどで拭いてから、もう一度デオドラント商品を使うといいでしょう」
──マメにケアしろって話ですね。
「そうですね。汗の量には個人差がありますので、とにかく “汗をかく前” これが原則です。あと、スプレータイプは広い箇所に効果的で、ワキなど狭い場所に効果的なのはロールオンタイプ、つまり直塗りタイプです」
──これはイイことを聞きました。絶対に守ります。
「余談なんですが、日本人は世界的に見てもニオイが少ないんです。ただ稀にニオイが強い方もいるので、正しいケアを知ってもらって、ニオイに対する悩みを少しでも減らしたいと思っています。ニオイは心の傷になりやすいので……」
──感動しました。そういったニオイの強い人たちでも、ケアすれば大丈夫なものなんでしょうか?
「効果は得られると思います(断言)」
──頼もしい! マンダムは日本の体臭を変えてますね
「ありがとうございます(笑)」
おさらいすると、デオドラント商品は「ニオイが発生する前に使う」のが最も効果的、さらに20代以上の男性は、強度3以上のニオイが出ていることが判明した。さらにさらに、どんなにニオイが強い人でも「ケアすれば効果は得られる」とのことだったので、もはやケアしない理由が見当たらない。
ちなみに、インタビューに同席してくれた女子大生たちにも話を聞いてみたところ、女性は想像以上に男のニオイに敏感らしい……。「すっぱいのは無理」「雨の日は特にきつい」「初対面で臭かったら仲良くなれる気がしない」などと語っていたから、心当たりがある人はマメなケアを心がけよう。……ケアすれば効果は得られるんだから!
最後に女子大生から飛び出した、男の体臭にまつわる金言をご紹介してこの記事を締めたい。
「歯磨きする感覚で体臭のケアをして欲しい」
グッハァァァアアアアアア! 夏場は結構気を遣うけど、この時期は完全に油断してて申し訳ない!! 歯は磨く……歯は毎日磨いている! 今後は同じ感覚で体臭のケアもします! みんなもぜひ歯磨き感覚で体臭ケアを心がけてくれよな!! 普通にニオイ出てますから!
参考リンク:ギャツビー スポットデオドラント
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼その後、ワキのニオイをチェックしてもらった。強度は3未満、ニオイタイプのバランスについては死んでも言えない……!(今回は特別に簡易的な評価をお願いしています)
▼だけどケアすれば平気さ! もう体臭も怖くないぜ!!
▼女性は男の体臭に敏感らしい……。マジで歯磨き感覚でケアします。
▼ケアすれば効果はあるぞ!