高齢者による自動車運転事故が相次ぐ中、衝撃的なアンケート結果が舞い込んできた。『MS&AD基礎研究所』によると、運転に対する自信を調査した結果、高齢者ほど「自身がある」と答えた割合が多いというのだ。しかも80歳以上になると72%もの人が「運転に自信がある」と回答したというから笑えない……。

・リアルな声

今回の調査結果は、『MS&AD基礎研究所』が全国20代~80代の男女1000人に、「自動車運転と事故」をテーマとしたアンケートを実施したもの。全国47都道府県を対象としており、職業も様々なので、かなりリアルな声といえるだろう。

それはさておき、「運転に自信がありますか?」という質問に対し、80歳以上の72%が「自信がある」と答えていることについては冒頭でもお伝えした。ここでは他の年齢も含めた詳細をご紹介したい。

・65歳以上から「自信がある」が急増

アンケートは、「かなり自信がある」「ある程度自信がある」「自信がある」「あまり自信はない」「自信はない(不安である)」の5段階。20代では「自信がある」以上の比率が高いが、そこから60代前半までは徐々にその比率が減っていく

だが、その後65歳から運転に自信を持つドライバーの割合は急カーブを描いて上昇し、80歳以上では72%が「運転に自信がある」と回答しているのだ。長年の運転経験と無事故継続の歴史がベースになっていると推測されるが、それにしても……うーむ、言葉がない。

・事故が起きてからでは遅い

以前の記事でもご紹介したが、実際に家族が高齢者から運転免許証を取り上げるのは容易ではない。それでも、高齢者による事故が多発する現状を憂う家族は多いことだろう。

今回の調査結果は、高齢ドライバーが「運転を続ける動機」が垣間見える結果となったが、あなたはどう思っただろうか? 確実に言えることは、事故が起きてからでは遅いということである。

参照元:MS&AD基礎研究所株式会社
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼衝撃的な結果である。