血を分けた兄弟姉妹は、やはり友達とは違う。特に、母親の子宮から一緒だった双子は、兄弟姉妹を超えた絆で結ばれているのではないかと思う。
一卵性双生児の妹を持つ筆者は、そんな思いに時々駆られることがあるのだが、生き別れになった双子の姉妹が10年ぶりに再会したニュースを紹介したい。なんと、互いを見つけた二人の軌跡がソックリで、ツインズ・パワーを感じずにはいられないのだ!
・養子に迎え入れた娘の過去を調べていると……
米ウィスコンシン州に住むジェニファー・ドーリングさんは3人の息子に恵まれ、夫と幸せな家庭を築いていた。しかし、女の子が欲しいと思っていた夫婦は、中国で生まれた女児を養子に迎え入れ、オードリーと名付けたのだという。
そして、ある日ジェニファーさんが、娘の過去を詳しく知りたいと好奇心に駆られてネット検索を始めたところ、娘が、もう一人のソックリな女児と一緒に写っている写真を発見したのである!
・娘とソックリな女の子を発見して捜索を開始!
そこでジェニファーさんは、その女の子が誰なのかを見つけるべく、Facebookを使って情報収集を開始。その結果、オードリーちゃんに瓜二つの女の子は、米ワシントン州に住むグレイシーちゃんであることが判明したのだ。
実は彼女も、3人の兄弟姉妹がいる家庭に養子として迎えられていた。さらに、共に心臓疾患を患っていたオードリーちゃんとグレイシーちゃんは、幼少時に手術を受けていたのである。
そして、成長した二人はソックリな黒縁メガネをかけ、二人の好物はクリーム・チキンパスタとマカロニ&チーズ。それだけでなく、音楽が大好きなところまで同じで、まるで以心伝心かのごとく共通点だらけなのだ。
・双子であることがDNA鑑定で証明!
お互いに連絡を取り始め、フェイスタイムで会話をするようになった二人は、テレビ番組で感動の再会を果たすことに。お互いを見るや否や号泣しだし、「欠けていた何かを見つけて完成した気がする」と、感極まった気持ちを言葉にしていた。
どこから見てもソックリな二人が双子であることに疑いはなさそうだが、DNA鑑定の結果でも、オードリーちゃんとグレイシーちゃんが、間違いなく一卵性双生児であることが証明されたそうだ。
アメリカで養子として迎えられた二人には、言葉の壁がないうえ頻繁に会うことも可能なだけに、これからも姉妹として、さらに絆を深めていけるのではないだろうか。
参照元:YouTube、METRO(英語)
執筆:Nekolas
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