「感動できるパラパラ漫画」で盤石のポジションを築いたお笑い芸人の鉄拳さん。2016年12月13日、そんな彼の新作が公開された。冠婚葬祭の会社「くらしの友」とコラボしたパラパラ漫画作品『母のサポーター』がそうである。
だが、彼の手掛けた「泣ける」作品もだいぶ多くなって、その「泣かせにきてる感」にもそろそろしらけてきた。お涙頂戴じゃ泣けないんだよな。そう思いながらも見てみたら……終わるころに私(中澤)はガチ泣きしてた。「どうせ泣かせにきてるんでしょ?」とか言ってマジすみませんでしたァァァアアア!
・亡くなった母へ
今回、パラパラ漫画になったのは、「くらしの友」が毎年公募している亡くなった大切な方へ宛てた「つたえたい、心の手紙」の第8回(2015年実施)で銀賞を受賞した作品「母のサポーター」だ。
・全力で泣かせにきてる
再生すると、いきなり葬式のシーンから始まる。反射的に「全力で泣かせにきてるなあ」と思ってしまう私。普通の作品だと、そう思ったが最後。感動できなくなってしまうものだが、今回のパラパラ漫画は違った。その壁を突き破って心に突き刺さってきたのだ。こんなん泣くだろ……常識で考えて……。
・分かってても泣いた
たった4分30秒なのに、物語が進むに連れて、まるで自分のことのように惹き込まれていく。もう1つの人生を経験しているかのように。パラパラ漫画なのに……パラパラ漫画なのにーーーーー!
ぶっちゃけ、彼の作品でも「泣かせにきてる感」のせいで感動しないこともある私だが、これは相当良い出来だと思う。なお、あえて話の内容は紹介しない。単純に動画だけを見て感じてもらえたら幸いだ。
▼「泣かせにきてる感」があるのに泣ける
https://www.youtube.com/watch?v=xphCp96YjLw&feature=youtu.be