世界にはさまざまな格闘技が存在する。そしてそれらが共通のルールのもとで試合を行うのが「異種格闘技戦」というやつだ。これまでにも「猪木 vs アリ」をはじめ、歴史に残る名勝負が繰り広げられてきたが、つい先日新たな1ページが中国の江西省で刻まれた。
対戦カードは「パンダ vs 悪ノリ男」。おいおい、ゲームの『鉄拳』かよ! そう思う人もいるかもしれないが、実際にバトルが起きてしまったのだからご覧いただこう。一体、どんな戦いになったのか。詳細は次の通りだ!
・動物園で戦いが勃発
歴史的一戦は、南昌動物園で撮影された動画「Man vs panda: And the winner is …」にて確認できる。問題の男はどこからともなく敷地内に侵入しており、パンダと目と鼻の先にいる。パンパンちゃん危ない!
……と思うシーンだが、男は危害を加える様子はなく、むしろパンダに対して手を振ってかなり好意的だ。しかし、男が悪ノリし始め、ベタベタとパンダを触った次の瞬間! パンダにスイッチが入るとゴングの鐘が鳴る。というのも、眠りを妨げられたことでブチギレたのだ!
・レスリングのように攻めるパンダ
それから一度プッツンしたパンダは止まらない止められない! なんと男に対して、タックルをお見舞いしたかと思えば、ホールドした足を絶対に離さず。マウントポジションから攻める姿勢も確認でき、まるでヘビのごとく絡みつく執念は怒りを物語っている。これはもはや死闘である。
・パンダのKO勝ち
パンダの一方的な攻めということで想像はできるだろうが、気になる結果は男のリングアウトでKO。何とか逃げ出すことができた男だが、まさかパンダから固め技を食らうとは思ってもみなかっただろう。
ちなみにパンダはオスの12歳。人間であればアラサーアラフォーあたりと推測できるだけに、若者に負けられんと戦う本能が目覚めたか。いずれにしても、かなりの強さ。パンダとレスリングをやったらダメだということがわかる動画でもある。