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人生ってなんだろうなあ……そんな想いが頭をよぎった時、あなたならどう解消するだろうか? 私(中澤)の場合、アニメを見て現実逃避する。春、夏、秋、冬、毎クール60から70本のアニメが公開される現代は、私のような者にとっては生きやすい世の中なのかもしれない。そんな中で傑作を探すのが私の趣味だ。

基本的に1話や2話見ただけでは、傑作かどうかの見極めは難しい。勢いが最初だけだったり、後半に盛り上がる作品も多いからだ。しかし今期は、1話目から誰でもわかるレベルの傑(ケツ)作が放送されているのでお伝えしよう。アニメを見ない人でも絶対わかる。突き刺さって来るようなケツ作だ!

・作品の世界観

その作品の名は『競女(けいじょ)!!!!!!!!』。原作は週刊少年サンデーにて連載されているマンガである。世界観はこうだ。女子選手達が水上ステージ「ランド」での尻や胸を駆使した落とし合いで競う公営ギャンブル競技「競女」。勝者には富と名声が与えられる。

貧乏な高校3年生の神無のぞみは、一攫千金を狙い競女の選手となることを決意し、瀬戸内競女養成学校に入学する。荒ぶる尻、激しい胸、熱き乙女たちの汗と友情の物語が今始まる!

・お色気アニメかと思いきや

──つまり『女だらけの水泳大会』のアニメ版か……と原作を読んでいない私のような人は思ったに違いない。だがしかし、ちょっとした色気を期待してチャンネルを合わせた者は度肝を抜かれたはず。美少女が水着で尻相撲してるのに、バトル描写がガチすぎてそれどころではないのだ。
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・次々と必殺技が飛び出す熱ケツバトル

「尻キャノン砲」や「尻ギロチン」などの必殺技も飛び出すスピード感あふれる尻と尻のぶつかり合いは、まるでボクシングマンガ「はじめの一歩」のアニメ化と見間違うレベルである。

それどころか、尻でクロスカウンターを放ったり、居合抜きのような技を繰り出したり、筆舌に尽くしがたいアクションの応酬。ハッキリ言って、作者の空詠大智さんもアニメ化スタッフも狂っているとしか思えない。だがそのバトルが熱いことだけは確かだ。イッケェェェエエエ!

気づけば私は拳を握りしめていた。ここ最近、まれに見るスポ根のケツ(尻)作……それが『競女!!!!!!!!』である。1話を見終わった後、私はしみじみ思った。「人生ってなんだろうな……」と。最後に、衝撃を真空パックしたようなこの作品に大混乱するネット民たちの声をご紹介したい。

・ネットの声

「今期No.1アニメ」
「こんなん笑う」
「本当によくこんな作品考えたわ」
「笑いっぱなしでお腹痛い」
「クレしんかな」
「キチガイだろ(笑)」
「突っ込みどころ満載なんだけどそれ以上に週刊サンデーで連載してることの方が驚き
「サイコーに面白い」
「偏差値が下がりそう」
「今期は間違いなく競女一強」
「面白い(真理)」
絵面がひどい
「作者天才か」

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼『競女!!!!!!!!』PV