2016年も残すところあと3カ月を切り、いよいよ枯葉舞い散る “秋” の到来である。そこで今回は、「芸術の秋」であるこの季節にピッタリの超アートなテーブルをご覧に入れたい。
そのテーブルの名前は『Sisyphus(シシュフォス)』である。鉄球が転がりながら砂に美しい模様を描き続けるというこのテーブル。資金調達サイト「Kickstarter」にて、すでに約1億6000万円(約158万ドル)以上の資金を集めているらしい。
・鉄球が砂の上を転がりながら模様を描く
Sisyphusの最大の特徴は前述の通り、ガラスの下に敷き詰められた砂の上で、鉄球が転がりながら様々な模様を描くところである。テーブル下部に設置されたコンピューター制御のモーターで磁石を動かすことにより、鉄球の位置を操作する仕組みだ。
・まるで砂漠に描かれた地上絵
テーブルに描く模様のパターンや、描く速度はスマートフォンのアプリから調整できるほか、Wi-Fi経由でパソコンのウェブブラウザからのコントロールも実現しているとのこと。本製品のプロモーション動画では、実際に鉄球が砂に模様を描いていくシーンが確認可能だ。
動画を再生すると、鉄球が砂の上を転がる様子がアップで映し出される。その神秘的な映像を見ていると、まるで砂漠に描かれた地上絵のように思えてくるから不思議だ。このテーブルが自宅にあったら、きっと特別な気分に浸れるに違いない。
・現在8万2000円から申込可
Kickstarter上には、サイズや素材の異なるテーブルが3種類用意されていたが、2016年10月12日現在で最も安価なモデルの受付はすでに終了。申込が可能なのは、中間にあたる8万2000円(795ドル)のモデルからとなっている。美しいアートがいつでも側で見られると考えれば、妥当な金額といえよう。
プロジェクトマッピングやVRなど “映像で見る” 作品が多い今だからこそ、本物の砂で描かれるアートがより一層魅力的に感じられるのかもしれない。あなたの家にも1台いかがだろうか?
参照元:Kickstarter(英語)
執筆:K.ナガハシ
▼「Sisyphus」のプロモーション映像がこちら
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