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2016年9月16日、iPhone7と同じくらい……いや、もしかしたらそれ以上に注目の新商品が発売となった。そう、ポケモンGO専用デバイス『ポケモンGOプラス(Pokémon GO Plus)』である。

iPhoneと違い、初めて世に出る商品だったため、どれほどの行列になるか見当がつかなかったが、結果からいうと私(P.K.サンジュン)が並んだ池袋の「ポケモンセンターメガトウキョー」は軽く1000人以上が詰めかけていた。店員さんが「少なくとも1000人」と言っていたから間違いない。

・発売時には1000人超え

日付が9月16日に変わった午前0時頃、記者は池袋サンシャインシティで並び始めた。そのとき30人ほどだった行列は、電車が動いていない時間であるにもかかわらず、着々と人が増えていく。そして店頭に移動を開始した午前6時頃には、おそらく500人を超えていたことと思う。

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その後、先頭集団入りした記者は店頭から離れられなかったため、どれほどの人が並んだか知る手段はなかったが、購入の際に店員さんに尋ねたところ「少なくとも1000人以上」とのことであった。そして無事にポケモンGOプラスをゲットしたこともここに報告する。

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──さて。今回行列に並んでみて、特に強く印象に残ったのが……転売目的の購入者、いわゆる “転売ヤー” たちの存在である。「どの人が転売ヤーかわかるの?」と思う人もいるかもしれないが……わかる。一発でわかる。その理由を以下で説明しよう。

・一発でわかる転売ヤー

まず、元締めの転売ヤーは基本的に姿を現さない。行列に並ぶのは「ポケモンを知らないだろうな」……どころか「スマホも持ってないだろうな」と思える老人たちである。 “たち” というのには理由があって、元締めの転売ヤーに雇われた(と思われる)彼らは、10人~30人ほどの集団で現れるのだ。

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最初の老人集団が現れたのは午前2時すぎだっただろうか。それまで並んでいたのは、基本的にポケモンGOが大好きな人しかいない。その時点で100人はいたかと思うが、「彼ら」がゾロゾロと登場した瞬間、ざわ……ざわ……と空気が一変した。

・とてつもない違和感

おそらくあの場にいた全員が、強烈な違和感を得たことだろう。その後も10人、20人単位で送り込まれる老人たち。ポケモンGOプラスは1人1点の販売のため、転売ヤーも多くの買い子を用意する必要があったに違いない。体感としては全体の1割弱は、そういった買い子たちであった。

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きっと係の人も気付いていたことと思う。だが、おとなしく並び1人1点というルールを守る以上それを止める術はない。時には東南アジアの学生さんらしき若者たちが、50人単位で送り込まれて来ることもあった。純粋にポケモンGOプラスの発売を楽しみに並んでいた記者だが、思いがけず社会のダークサイドを覗きこんでしまった気分だ。

転売ヤーと買い子、そして転売ヤーと購入者、その利害が一致している以上、何か物申すのは野暮なのかもしれない。……ただこのモヤモヤは何なのだろう? ポケモンGOプラスをゲットした以上に、心に残る出来事であった。

参考リンク:Pokémon GO Plus
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼無事にゲット。1000人越えるとは……。
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▼おまけ。寒いと投稿したら、トレーナーを持ってきてくれた優しいGO羽鳥。