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海外では、サービスに対する心づけとして、チップを支払う習慣が根付いた国があるが、強制ではなく任意である。ところが、客と店の立場が逆転したかのように、「お願いします」と「ありがとう」を言わない客に、罰金を科すカフェが登場したというのだ!

なんでも、態度が失礼な客に我慢できなくなったオーナーの一存らしいのだが、その罰金の高さがハンパないのである!! 一体全体罰金として、いくらチャージされてしまうのだろうか!?

・態度が悪い客に罰金を科すカフェが登場!

「お客様は神様です」という常套句があるが、英語圏の国にも、「The customer is always right:お客様はいつも正しい」との似たような言葉がある。

だが、スペインではスペイン語が公用語として使われているからか、コスタ・ブラバにあるカフェ「Blau Grifeu in Llanca」では、「お客様は神様です」という言われは通用しないようだ。このカフェでは、「お願いします」と「ありがとう」を言わないと、かなりの額の罰金を支払うハメになってしまうのだ!

・罰金の高さがハンパない!!

例えばコーヒーを注文する時に、「ハロー! コーヒーを1つお願いします」とナイスに言えば、通常通りの価格1.60ユーロ(約184円)でコーヒーが買える。ところが、ただ「コーヒー1つ」とぶっきらぼうに頼んだら、なんと、3ユーロ(約345円)も支払うことに!! 罰金額は1.40ユーロ(約161円)にもなり、罰金で、もう1杯コーヒーが買えてしまうほどである。

そして、もっと失礼な態度の客に関しては、コーヒー1杯の値段が5ユーロ(約576円)に設定されていて、罰金額は3.4ユーロ(約392円)にもなるというのだ!

・罰金の効果は絶大で客の態度が激変!

態度が悪い客にウンザリしていたというオーナーのマリセルさんは、「最近の人々は、いつも慌てていて何かを頼むにしても、‟お願いします” という言葉を言い忘れている」とコメント。

カフェの外には、‟失礼税” に関する注意書きが貼り出されており、その効果は絶大なようで、カフェを訪れる客がすっかり礼儀正しくなったそうだ。

お礼の言葉を忘れた客が、素直に罰金を支払うのか気になるところだ。罰金を科せられなくても、「お願いします」と「ありがとう」という言葉は、積極的に言いたいものである。

参照元:METROTHE INDIAN EXPRESS(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.