キャンプ時に問題となるのがテント内の蒸し暑さである。最近では、その暑さ対策として扇風機を持参したり、テント内に大量の氷を置いて冷やしている人も多いようだ。
そんな中、テントやビーチで快適に過ごすための『持ち運べるクーラー』が開発された。現在、資金調達サイト「キックスターター」で出資を募集中だが、目標の約1000万円をはるかに上回る約4600万円(45万ドル)以上もの資金を集めている。
・多機能で小型軽量な持ち運びクーラー
米国サンフランシスコで開発された持ち運べるクーラー「ゼロ・ブリーズ(Zero Breeze)」は、空気を冷やす他に、小型のBluetoothスピーカーやLEDライト、さらにはスマホなどの充電が可能なUSB端子を搭載している多機能な製品だ。
この製品のメリットは、本体重量が約6.3キログラムとクーラーとしては小型軽量で持ち運びやすくなっている点で、効率的に空気を冷却する「ロータリーコンプレッサー」を内蔵することによって小型化を実現したという。
・5時間の連続使用が可能
さらに、室内と室外のどちらでも使えるというところもポイントで、室内で使用するときは、本体背面に専用のホースを装着して、室外に排気が逃げるように設置すればOK。ミディアムモード使用だとおよそ5時間の連続使用が可能で、フルチャージには5時間かかるそうだ。
キャンプの時などにこの多機能なゼロ・ブリーズがあれば、蒸し暑くなりがちなテントの中を冷やしたり、ライトでテント内を明るく照らしたり、スマホを充電したりと、まるでホテルのような快適さが得られるかもしれない。
ちなみに、この製品を入手するために必要な出資額は2016年9月6日時点では送料別で約4万円(389ドル)からとなっている。興味のある方はキックスターターのページを覗いてみてはいかがだろうか。
参照元:YouTube、Kickstarter「Zero Breeze」(英語)
執筆:K.ナガハシ
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