都内屈指のポケモンGOスポットとして一躍有名になった、上野恩賜公園。特に不忍池エリアにレアモンスター「ミニリュウ」が出現するようになってからは、昼夜問わず “ミニリュウダッシュ” が繰り広げられるなど、たびたびマナー問題も取り上げられてきた。
日本でポケモンGOがリリースされてからちょうど1カ月を迎えた2016年8月22日、その不忍池に足を運んだところ、「ポケモンGOトレーナーのマナーが改善されてきた」との張り紙があったので、今後も快適にプレイするための4つの提案と合わせてご紹介したい。
・マナーはある程度改善されたもよう
ポケモンGOが配信されてからというもの、毎日がお祭り状態レベルで大勢の人が詰めかけている不忍池エリア。これまで不忍池弁天堂は、たびたび「ポケモンGO遊技者各位」という張り紙で、マナー改善を訴えかけてきた。
その効果があってか、2016年8月22日には以下のような内容が発表されているので、全文をご紹介したい。
「ポケモンGO遊技者各位。皆様方のご協力により、苦情や不敬行為への事例、通報が減ってきました。誠に有難うございます。引き続き、境内地、特に御水舎から本殿までの参道周辺、鎮魂の慰霊碑や神聖な場所や雷雨など悪天候時の遊戯にはご注意下さいますようお願い致します」
マナーの改善が見られたことは嬉しいことだが、それでも多くの人が詰めかける不忍池。私事で恐縮だが、記者は徒歩15分ほどのところに住んでおり、不忍池でポケモンGOがプレイ出来なくなったらマジで困る。そこで今後も快適にプレイするために、4つの提案をしたい。
・1つ、「ゴミ箱に入らないゴミは持ち帰れ。ゴミ箱周辺にも置くな」
キャパ以上の人が詰めかけているので、仕方ないといえば仕方ないのだが、設置されたゴミ箱もあふれていることが多い。ポイ捨てはもちろんダメだが、ゴミ箱周辺にゴミが積み上げられている様子も見苦しい。ゴミ箱に入らなかったゴミは持ち帰るようにしよう。捨てる瞬間まで持っていたのだから、不可能じゃないハズだ。
・2つ、「座りこむな。座るくらい疲れているなら帰るかカフェで休め」
特に昼間は体力を奪われ、疲れることもよくわかる。だが参道付近、特に本殿に登る階段に座り込むのは言語道断だ。園内で座るならベンチのみ、ベンチが空いていないならカフェへ行こう。カフェにも行けないくらい疲れているなら、おとなしく帰った方がいい。
・3つ、「タバコは必ず喫煙所で吸え。“隅っこで吸えばいいでしょう?” じゃねえ」
記者は喫煙者である。なのでポケモンGOをしながらも、定期的にタバコが吸いたくなる。そんなときは、少々遠いが「上野公園入口の喫煙所」か、「湯島駅近くのセブンイレブンに設置された喫煙所」まで足を運ぶ。隅っこで申し訳なさそうに喫煙している人の姿を見かけるが、ダメなものはダメだ。上述した喫煙所まで歩こう。
・4つ、「弁天堂で手を合わせよう」
不忍池弁天堂は、1625年に建立された由緒正しいお寺さんである。その名の通り、弁財天様が祀られており、谷中七福神のひとつとしても著名な大変ありがたいパワースポットだ。ポケモンGO目的で訪れたとしても、ぜひ一度手を合わせて欲しい。ご利益があるかもしれないぞ。
──以上である! 4番以外はあたり前のことだが、それでもついつい「これくらいはいいかな?」と自分に甘くなってしまうこともあるだろう。だが今後も楽しくポケモンGOをプレイするため、ぜひ上述したことを心がけて欲しい。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼多少はマナーが改善されたようだ。
▼ゴミ箱に入りきらないゴミは持ち帰ろう。
▼疲れたらカフェで休もう。座り込みは厳禁だ。
▼上野公園の喫煙所は入口にある。
▼湯島駅近くのセブンイレブンにも喫煙所がある。タバコを吸ったら、ジュースの1本でも買うように!
▼行ったら弁財天様に手を合わせよう。