以前の記事で、島根県隠岐郡海士町にはポケストップがひとつもないことについてお伝えした。「ポケモンGO」をプレイしている人にはわかると思う。ポケストップがないことが、どれだけプレイヤーにとって不利であるか。海士町は隠岐諸島の島のひとつにある町だ。他の島にはポケストップがあるそうなのだが、海士町にだけない。かわいそうじゃないか!
そこで私は、ポケモンGOの運営会社の「Niantic」に、ポケストップの設置を懇願するメールを送った。その内容は以下の通りだ。
・海士町にポケストップの設置を求めるメール
「Niantic ご担当者様 こちらにお問い合わせを差し上げるのは、ふさわしくないかと思いますが、どこに問い合わせて良いかわからず、こちらにメールをしました。ご容赦ください。お伝えしたいことがあり、メールを差し上げた次第です。
私の友人が島根県隠岐郡の海士町に住んでおります。隠岐の島の、島のひとつの町なのですが、この島にはひとつもポケストップがないと聞きました。さすがにゲームを楽しむうえで、気の毒に感じましたもので、ご連絡させて頂きました。せめてポケストップをひとつ置いてあげてください。課金しないとモンスターボールを1つも得ることができません。
ゲームを楽しみたい子どもたちもいると思います。親の承諾なしに課金することも難しいでしょう。港にひとつでもあれば、ゲームを楽しむこともできると思います。どうか、どうかポケストップをひとつ作ってあげてください! 心からのお願いです」
とりあえずひとつでいいから置いてあげてください! 頼みます!! 拝むような気持ちでメールを送信したところ……。数秒で返信キターッ! マジかよ、まさかの神対応か!? その内容は次の通りだ。
・Nianticの返信
「Hello,If you have a partnership request, we’ll try get back to you as soon as we can. For non-partnership inquiries, please visit our help center at https://support.pokemongo.nianticlabs.com.Thank you for your interest.The Niantic team.」
あれ? 英語だ。なになに? 「こんにちは、あんたがうちと(ビジネス)パートナーシップを組みたい言うんやったら、できるだけ早く返信するさかい。もしパートナーシップの問い合わせと違うんやったら、ヘルプページを見たって。おおきに」、ってコレ、ビジネスパートナーの問い合わせ先だった! しかも自動返信。あちゃー、弱ったな。神対応の期待したのに。
・問い合わせフォームがあった
ページをいろいろと調べていると、ポケモンGOの「よくある質問」ページの一番下に、問い合わせフォームへのリンクがあった。ここから送ればいいのか!
先のメールの内容をコピペして、フォームから送信! すると、またまた秒速で返信キター! 今度こそ神対応か!?
・ポケモンGOサポートからの返信
「Pokémon GOサポートへのお問合せありがとうございます。不具合のご報告を受付けいたしました。調査するにあたり追加情報が必要になった場合は、別途メールでご連絡させていただきます。すでにこちら側で認識している問題については、Pokémon GOの公式ページ上の【既知の問題】で報告されている場合がございます。あわせてご確認いただけますと幸いです」
いや、不具合じゃないよ。まあ、不具合といえば不具合かもしれないけどね……。いや~、ポケストップを設置することをお願いするのは難しいのかな~。離島にひとつもないのは気の毒なので、どうかこの願いを受け入れて欲しいところなんだが。とりあえず、正式な回答を待つしかないか~……。
参考リンク:ポケモンGO トラブルシューティング
Report:佐藤英典