「夏だ! ロックだ! フェスティバルだ!」とでも叫びたくなるこの季節、暑さにも負けずに、縦ノリ&ヘドバンでロックしている人もいるだろう。
通常のロックフェスでは、ステージでバンドが演奏し、アリーナでオーディエンスが歓声を送るのが普通である。だが、なんとイタリアでは、1200人ものミュージシャンがスタジアムに集結し、一斉にロックするイベントが行われ話題を集めている。その様子を収めた動画「Rockin’1000 That’s Live 2016 Backstage」が、ロック魂が炸裂しまくっていて超~アツいのだ!!
・フー・ファイターズをチェゼーナに呼ぼう!!
1000人以上ものミュージシャンが、スタジアムに集結するロックイベント「The Rockin’ 1000」が開催されたのは、イタリアのエミリア=ロマーニャ州チェゼーナに所在するディノ・マヌッツィ・スタジアムだ。
元々このイベントは、米人気ロックバンド「フー・ファイターズをチェゼーナに呼ぼう!」との目的で、2015年7月、スタジアムに1000人ものミュージシャンが集まり、バンドの曲 ‟Learn to Fly” を演奏したことに始まる。そして、イベントの動画を見たバンドが、ファンの熱い要望に応えて、チェゼーナでライブを開催するに至ったという訳だ。
イベントを主催して、フー・ファイターズのチェゼーナ公演実現に一役買ったファビオ・ザッファジーニさんが、バンドのライブ中にステージに招かれ、ヴォーカルのデイヴ・グロールとアツいハグを交わす場面も見られた。
・1200人が一斉にロックする姿が壮観!
2016年6月には、第2回目となる「The Rockin’ 1000」が開催され、今回は1200人ものミュージシャンが、各自で楽器を持ち寄りスタジアムに駆け付けたのである!
それぞれが、スタジアムのアリーナにドラムセットやギターのアンプ、マイクをセットし、会場のスピーカーから曲が流れ出すと、1200人が「一斉の~で!」とプレイを開始! 会場を埋め尽くしたミュージシャンが同時にロックする姿は、まさに壮観としか言いようがない!!
・ミュージシャンのロック魂が夏の暑さを吹き飛ばす!!
イベントを開催するきっかけとなった、フー・ファイターズの 「Learn to Fly」はもちろんのこと、ザ・ホワイト・ストライプスの「Seven Nation Army」や、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」などが演奏され、スタジアムのボルテージは上がりっぱなし!! ミュージシャンのアツ~いロック魂が、思いっ切り夏の暑さを吹き飛ばしてしまったようだ。
このイベントは、楽器を弾けない人でも観客席から大合唱に加わわれば、バンドのメンバーになった気分を味わえてしまう。「有名バンドが来てくれないのなら、みんなでスタジアム・ライブを決行しちゃおう!」という発想自体が、ロックそのものではないだろうか。
参照元:YouTube、Laughing Squid[1] [2](英語)
執筆:Nekolas
▼1200人ものミュージシャンがフー・ファイターズの 「Learn to Fly」を一斉にプレイ!
▼こちらはニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」
▼ザ・ホワイト・ストライプスの「Seven Nation Army」の演奏が壮観!!
▼ファビオさんが、フー・ファイターズのステージに招かれた時の映像はこちら
▼「フー・ファイターズをチェゼーナに呼ぼうぜ!」と開かれたイベントで1000人が一斉に演奏!