カニ、イクラ、ラーメンなどなど。日本全国の中でも、特に「食」のイメージが強いのが北海道だろう。しかし、道民だからといって別に毎日イクラをご飯にかけているわけではないし、全員が自宅で牛を飼っているわけでもないぞ。たまにマジで言ってくるヤツいるからな。おいおい、だ。
じゃあ普段は何を食べてるの? そこで今回は、道民が愛してやまない人気チェーン店を紹介しよう。その名も「串鳥」。札幌を中心に展開する、名前からもわかるとは思うが焼鳥屋である。断言するが、「串鳥」を知らないなんて道民ではない! そのくらいド定番な存在なのだ。
・やたらある
今は東京に住んでいるが、元々は北海道出身の私(あひるねこ)。最近、久々に北海道で「串鳥」に行く機会に恵まれた! やったぜ!! 「串鳥」は、札幌市内にやたらとある焼鳥チェーンだ。狸小路~すすきのあたりを歩いていると、コンビニくらいの感覚で発見出来てしまう。
・愛しすぎている
観光客が大勢いる札幌にあって、「串鳥」にいるのは大体が道民ではないか、たぶんだが。外国人観光客などもたしかにいるけど、道民には「とりあえず串鳥」という感覚があるのだ。これは間違いない。土曜の夜、「串鳥」はまぁ~混んでいる。こんなにあるのに人多すぎるぞ。みんな好きねぇ。
・大根おろしとスープの衝撃
この日は札幌在住の知人と入店。「全国民にこのお店の良さを伝えるようなチョイスで」と頼むと、「わかった、好きなのを頼む」とリアル道民。ハハッ、道産子ジョークってやつか。さて、焼鳥の前にまずどうしても紹介しておきたいのが、大根おろしとスープである。これがスゴイ。
は? 道民はお通しも知らないの? やっぱロシア領なの? いや違う。これらはなんとサービスなのだ。タダ。当然おかわりも出来る! どうだスゴイだろ? 鶏ガラスープとか有料で出してるお店もあるぞ。これだよ、これなんだよ。これぞ「串鳥」。魂を感じるぜ。
・普通にウマい
そろそろメインの焼鳥だ。鳥精、砂肝、レバー、ハツなど知人チョイスで頼んだ串は、基本的には普通である。値段も1本130円ほどで普通だ。しかし、味は平均以上を出してくるのが「串鳥」クオリティー。チェーン店感があまりないのがいいんだよな。
・オススメ変わり串
串は普通と書いたが、絶対おさえておきたいのが『もちベーコン巻』だろう。焼いたベーコンで、外はこんがり、中はトロ~ッとした餅を巻いた変わり串である。久しぶりに食べたが、こんなにウマかったか? というくらい絶品だったぞ。多くの友人たちが頼んでいたメニューでオススメ。
・みんな行っている
実は札幌の大学に通っていた編集部・和才に聞いたところ、当時は『豚アスパラ巻き』を必ず頼んでいたとのこと。このように、誰しもがこだわりを語れるお店が「串鳥」なのである。そういえば、地元近くに「串鳥」がある人は、行くと計らずともプチ同窓会化するのも「串鳥」あるあるかもしれない。
・道民以外にも知ってほしい
釜飯なんていう心惹かれるメニューもあるのだが、私はここでそういう類のものは頼んだことがない。なぜなら、「串鳥」とは最初にとりあえず行く場所だからだ。そこでサクッと軽く飲んで、次のお店に行く。これも道民にとっての正しい「串鳥」の姿であろう。やっぱり好きだわ、「串鳥」。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 串鳥中央店
住所 北海道札幌市中央区南3条西2丁目
時間 16:30~0:30
休日 12月31日
参考リンク:串鳥
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼生ビール(税込360円)
▼大根おろし
▼スープ
▼なんとサービス! おかわりも出来るぞ
▼頼んだら30秒で出てきた『イタリアンサラダ(税込250円)』
▼鳥精肉(1本税込130円)
▼砂肝(1本税込130円)
▼鳥レバー(1本税込130円)
▼鳥ハツ(1本税込130円)
▼もちベーコン巻(1本税込140円)
▼編集部・和才が必ず頼んでいたという『豚アスパラ巻(1本税込140円)』
▼ちょっと北海道っぽい『つぶ串(1本税込140円)』
▼女子が好きだという『炙りカチョカヴァロ(1本税込200円)』
▼道民が愛してやまない「串鳥」