ここ数年、新日本プロレスやWWEを中心に「プロレスブームが再燃中」ともっぱらの評判だ。少し前では考えられないが、若い女性が会場に多く詰めかけているという。思春期には週刊プロレスなどの雑誌を読み漁り、いわゆる “活字プロレス” で育った世代としては本当に嬉しい限りである。だがしかし……。
これはプロ野球にもいえることだが、プロレスの楽しみ方はライブ、つまり今の試合だけではない。これまで積み重なった歴史を振り返ったとき、当時の記憶や興奮を鮮明に呼び起こすことも大きな楽しみ方のひとつなのだ。
・胸アツなトレンド
2016年7月6日……つまり今日現在、Twitter上で胸アツなキーワードがトレンドを席巻している。それが「#プロレスラーそんな奴いたな選手権」だ。プロレスを愛した人ほど、キャリアが長ければ長いほど胸がギュッと締め付けられるワードに違いない。
投稿を見ると、「これは同世代だな」「この人は50代以上だな」「これはここ数年のファンだな」と、ある程度のキャリアが推測できるから不思議である。また「はいはい、新日系ね」「アメプロ好きなんですね」「女子プロかー」などと、個人の趣向まで雰囲気でわかるから、プロレスは奥が深い。
・投稿してみた
ここで、90年代の活字プロレス全盛期に思春期を迎え、プロレスライターの斎藤文彦氏(通称:フミフミ)に本気で憧れていた私、P.K.サンジュンが投稿した「#プロレスラーそんな奴いたな選手権」をご紹介したい。
・エル・カタナ(新日に来日してたマスクマン。ネグロ・カサスと組んでた)
・ムッシュ・ランボー(迷彩パンツ)
・カンナムエキスプレス(アジアタッグの常連)
・ダニー・スパイビー(スパイビースパイク!)
・ぬまっち(女子プロバブルの極み)
そして当編集部の編集長で、母親の影響で全日本女子プロレス好きになり、記者と同じく活字プロレスで育ったGO羽鳥の投稿も合わせてご覧いただきたい。
・バット吉永(ブル中野の次に好きらしい)
・アイスマン(W☆INGに来日してたマスクマン)
・TNT(怪奇系だけど実はプロレスがウマい)
・上田勝次(FMWに出てたキックボクサー)
・田尻茂一(誠真会館所属でタッグマッチに1度だけ出てきた。越中に投げられたバックドロップは伝説のいい投げられっぷり)
いかがだろうか。Twitter上には思わず「いたいた!」と胸が熱くなるレスラーが投稿されているから、興味がある人はぜひチェックして欲しい。やっぱりプロレス最高だぜ!
参照元:Twitter #プロレスラーそんな奴いたな選手権
執筆:P.K.サンジュン
▼エル・カタナ知ってる人は相当のツウ。
新日に一度来日してたメキシカン、エル・カタナ。ネグロ・カサスとかと組んでた。#プロレスラーそんな奴いたな選手権
— P.K.サンジュン (@sanjun27) July 6, 2016
▼ムッシュ・ランボーはたぶん長州、マサさんが好きだったんだろうなぁ。体がでかいから。
迷彩服でちょっとニコラス・ケイジ似の、ムッシュ・ランボー#プロレスラーそんな奴いたな選手権
— P.K.サンジュン (@sanjun27) July 6, 2016
▼バット吉永好きだなぁ~!
バット吉永。獄門党。全女のオーディション時、蹴りでバットを折ったことから「バット」と呼ばれるようになったのはあまりにも有名。この世には様々な「浴びせ蹴り」があるが、バットの浴びせ蹴りが一番すき! #プロレスラーそんな奴いたな選手権 pic.twitter.com/jbpwTr7RVX
— GO羽鳥 (@olymposgo) July 6, 2016
▼なんと……! 俳優をやってるのか!!
誠真会館の田尻茂一。なんと今は俳優をしているらしい! ちなみにP.K.サンジュン(@sanjun27)と初めて会ったライター面接の時も「田尻の受けっぷり」について盛り上がり、仕事の話そっちのけでプロレスの話だけ1時間ほどし、そのまま彼を採用した。#プロレスラーそんな奴いたな選手権
— GO羽鳥 (@olymposgo) July 6, 2016