polarbear

「絵心」があって困ることはないが、絵心がなくて困ることは、結構ある。ただこればかりは、足の速い人・遅い人と同じで、生まれ持った特性に近いところがあるような気がするから、ほぼどうしようもない。自慢じゃないが私(筆者)も恐ろしいくらいに絵が下手だ。アンパンマンさえ上手く描けない自信がある。

しかしだ……! 世界には、2歳の子供の落書きでさえも芸術作品に変身させてしまうアーティストが存在することをご存じだろうか? 子供の落書きに「おらよっ」と手を加えるだけで、次々と素晴らしい作品が生み出されていく様子を記録した動画は圧巻! 目が離せなくなること間違いなし……!!

・ブレイクのきっかけ

ルース・オースターマンさんは、カナダで活躍しているアーティストだ。数々の素晴らしい作品を生み出しているのだが、なんと “独学” で絵画を学んだというのだから驚いてしまう。そんなルースさんがブレイクしたきっかけは、“一風変わった” 方法で絵を描いたこと。その方法とは、ルースさんの娘、イブちゃんとのコラボレーションだ!

・ただの落書きが……立派な作品に!

自由過ぎて、ある意味芸術が爆発している2歳児の絵。これにルースさんがサササ~~っと手を加えていくと……おいおいマジかいな! スンバらしい絵が完成してしまったぞ!! 個展や美術館で飾られていても全く違和感のないレベル。単なるプロの絵だ。

ぐちゃぐちゃと書かれた落書きを、ルースさんが「フクロウ」や「鹿」、「女性の横顔」や美しい「風景画」に仕上げていく。制作風景を見ていると、まるで落書きの時点から、それらになることが決まっていたかのようにさえ感じてくるから不思議……! 

“才能+アイデア” が生んだ、オリジナリティー溢れる作品。作品そのものはもちろん、描いている過程まで楽しめるのが魅力的じゃないか。人気が高いのも頷ける。

絵心が無い人が描いたどうしようもない絵でも、きっとルースさんの手にかかれば芸術作品に変身してしまうはず。私(筆者)を含め、これまで画力にコンプレックスを持っていた人たちに、一筋の明るい光が差したような気がする。世界にはスンゴイ画家がいるもんだ。

参照元:YouTubeRuth Oosterman Official WebsiteThe Mischievous Mommy(英語)
執筆:こやぎ

▼落書きが……「女性に」

▼「風景画」に

▼他の落書きは何に変化するだろう? 予想しながら見てみて欲しい。

▼2人で同時に描いたりもするらしい