Whale

世界で一番大きな哺乳類と言えばクジラだが、ホエールウォッチングなどのツアーが組まれて多くの人が利用しているだけに、一度は間近で見たい生物ではないだろうか。

そんな、クジラの生態を詳しく観察しようと、小型無人機ドローンを使った調査も行われている。そして、ある研究チームが、上空から超レアなクジラの姿を収めることに成功したというので、その動画「Rare whale footage shot by drone thanks to AUT scientists 」を紹介したいと思う。

・クジラをドローンで上空から撮影!

ドローンで、超レアなクジラの姿を撮影したのは、ニュージーランドのオークランド工科大学の研究チームだ。

彼らは、特製ドローンによりオークランド沖の海域で、ニタリクジラの親子の撮影に成功。ヒゲクジラの一種であるニタリクジラは、この海域では生息数が200頭に満たないと言われている。この動画の親クジラの体長は約12メートルで、まさに食事の真っ最中だったのだ。

・プランクトンを食べるクジラの貴重な映像

体を横転させながら、巨大な口を開けて悠々とプランクトンを食べる姿は、ボートからの観測では、ここまでハッキリと動きが見られないという。

空からの撮影だからこそ可能になった映像で、研究チームも、このような光景を今まで見たことがなかったそうだ。それに、ボートだとクジラが警戒したり、彼らの生活環境を脅かすことになりかねないが、ドローンによる撮影だと、クジラを邪魔せずに済むという利点もある。

・テクノロジーの発達が保護活動の助けに

そして、ラッキーなことに研究チームは、親クジラのそばで泳ぐ、子クジラの姿まで捉えることができたのだ。

子供は、一瞬だけ水面に上がって来てすぐ海に潜ってしまった。だが、テクノロジーの発達により、希少動物の貴重な映像を撮影できれば、彼らの生態を知ることが出来て、保護活動にも大きく役に立つのではないだろうか。

親子クジラが青い大海原を泳ぐ姿に、すっかり癒されてしまった。筆者もクジラが大好きで、ホエールウォッチングに2度行ったことがあるが、残念ながらクジラの姿を見ることができなかったので、一度はその姿を拝んでみたいと思う。

参照元:YouTube
執筆:Nekolas

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