九州と本州を隔てる関門海峡の北西に「藍島(あいのしま)」という離島が存在するのをご存知だろうか。通称「猫の島」。猫好きの人からしたら「天国」のような場所である。
今や観光地となっている「藍島」だが、行ったことがなく、どれほどの天国かわからない人も数多いに違いない。そこで! 実際に足を運んでみて、そのヘブン度を確認してきたぞ!
・藍島への行き方
まずは藍島までの行き方を説明しよう。藍島までは小倉から連絡船が運行しており、途中で馬島を経由するが乗り換え不要だ。所要時間は35分ほど。北九州の製鉄工場や広大な海を眺めていたら、あっという間に到着する。
・藍島は小倉からすぐ
連絡船に乗れば、もう猫天国に着いたようなものだが、肝心なのは本当に猫がいるのかだ。船着場に到着し、パッと見た感じ、どこにもニャンコの姿が見当たらない。猫天国といえども、さすがに水があるところに猫はいないか。そう思ったのだが……
・船着場からニャンコ参上
どこからともなく「ニャッー」の声が聞こえるではないか! そしてキョロキョロ見回したところ、すでに足元にイルゥー!! しかもスリスリ寄ってくるからキャワワ。警戒心がほとんどなく、藍島の猫たちは人懐こいのがうかがえる。
・猫づくし
その場で帰りの便まで足止めを食らいそうだったが、せっかく来たからには散策しなければいけない。さっそく、練り歩いてみると……とにかくニャンコがワンサカ! ちょっと歩けばすぐニャンコ。どこからともなく猫たちが出迎えてくれる。こ、これはヘブン度MAX……!!
懐こいかと思えばプイッとどこかへ行くニャンコ、ずっと寝ているニャンコもいるが、自由気ままなところが、また猫らしい。まるで かくれんぼ をしているような感覚で散策できるため、ちょっとしたアトラクション気分も味わえる。
・猫天国に行ってみよう
中でも民家が集中しているところは、絶好のニャンコスポットだったので覚えておいて欲しい。逆に島の奥ではニャンコとの遭遇率が激減したので、猫と戯れることが目的ならば、遠出はしなくてもオッケーだろう。
気がつけば帰りの便の時間となっており、約2時間の滞在があっという間だった今回の小旅行。藍島は間違いなく「猫天国」であった。そしてこれから暖かくなる時期は、濃厚な「猫づくし」にも最適。猫好きは天国で戯れてみよう。
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼連絡船の時刻表
▼マジで猫天国だ!
▼右側の民家が集中しているところがニャンコスポット