2016年3月、JAFから衝撃の発表があったのを覚えていらっしゃるだろうか? 燃料の給油間違いの救援要請が1カ月に269件もあったというのだ。そのうち「軽自動車に軽油を入れてしまった」というものも含まれていたという。どうも毎年毎年、同じトラブルが起こっているようだ。
・軽自動車は軽油じゃないからね!
すいません、かつて私も「軽自動車って軽油?」とか思ってました! もちろんクルマに乗るようになってからは、軽自動車もガソリンだと理解しているが……でもなんでダメなの? 間違って入れたらどうなるの? JAFに問い合わせてみた!
・JAFに問い合わせてみた
ということでアホな質問かなぁと思いつつ、思い切ってJAFの広報に問い合わせてみた! まず、先日発表された「燃料の入れ間違いによる救援要請」は、毎月実施しているものではないので、軽自動車への軽油の入れ間違え事案が増加しているかどうかはわからない旨を説明してもらった。
そして、間違って入れた場合どうなるかは、JAFの「クルマ何でも質問箱」に詳しく説明されているとのこと。そこを見てみると……
・黒煙を吐いてやがて止まる
まず、軽自動車を含むガソリン車の場合、ガソリンと軽油が混ざった状態だと、出力がグンと下がってしまうそう。さらに、
「100%軽油だけを入れてしまうと、黒い排気ガスが出るようになり、やがてエンジンが止まってしまいます。」
鈍くなるどころか、最悪動かなくなるのか! もし、高速や勾配のキツい坂道でやってしまったなら……考えただけでも背筋が凍る!!
・燃料を入れ替えるしかない / 万単位の出費に
間違えないことが第一だが、万が一、入れ間違った場合はどうすればいいのか? ズバリ、可及的速やかに燃料を入れ替えるべし、この一言である。
いやいや、そんなの素人じゃ厳しいってばよ……。やはり、入れ間違ったら修理屋さんなどでタンクの洗浄が必要であるようだ。場合によってはプラグなどの部品の交換や、エンジンを分解しての洗浄もしなければならないのだとか。費用も数万単位かかることもあるという。
・何度でも言うけど軽自動車にはガソリンだからね!
自分のクルマの修理で済めばいいが、これが追突など事故の原因になっては笑い話にもならないだろう。
軽油は軽自動車の燃料ではない。重油に対して、軽油と呼ばれているだけで、実際はトラックやバスなどのディーゼル車の燃料だ。連休には、レンタカーなどで普段乗らない軽自動車に乗る人もいるかもしれないが、燃料は普通乗用車と同じだからね! 基本的に、ガソリンスタンドのノズルは赤(レギュラー)だからね! 必ず覚えておこう!!
参照元:JAFニュース[1] [2]、「クルマ何でも質問箱」
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼何度でも言うけど、軽自動車はガソリンだからね……!