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高性能ドローンがグングン値下がりし、誰もが空撮できる時代に──。海外では高額賞金のかかったレースイベントも開かれ、ドローンで大金を稼ぐことも夢ではなくなってきた! ……とはいえ、都会の空撮は規制も多いし、海外のレースではドローンからリアルタイムに映像を受信しながらの操縦が基本だけど、これも日本では無線免許やら認定やら必要で、色々と敷居が高い。

レースや空撮とはちょっと違った、新しくて敷居もベッタベタに低いドローンの遊び方は無いだろうか……。ないか、ないか? あったわ!

・今までにない視点の空撮映像に挑戦!

つい先日、私といっしょに、マンガも織り交ぜたお手軽ドローン参考書『大人のためのドローン入門』を上梓したばかりのドローンマニア・エポック伊藤氏から、スター・ウォーズに登場するXウィングが日本の山々を飛び回る不思議な映像が送られてきた。

「映画でお馴染みの宇宙船が空を舞う」系のドローン映像は、すでに腐るほど発表されている。が、それらはドローンからの視点だったり、下から見上げた映像だったりで、宇宙船を中心軸に撮影されたものは珍しい。否! 見たことない。

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メインはXウィング。撮影法は動画「X-WINGを飛ばしてみた I tried to fly X-Wing」を見れば一目瞭然。風景なんてごく僅かしか写ってないけど、これを空撮と呼んで良いのか? 動画は怒涛の大迫力! ぜひみなさんにも見てもらいたい!

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・身近なアイテムで古いドローンもおもしろ撮影グッズに!

撮影に使ったのは古くなり押入れで眠っていたドローン DJI Phantom2 と GoPro HERO 4。割り箸、結束バンド数本に、数千円で叩き売りされていたXウィングのミニチュアモデル。これだけだそうだ。

主役は風景ではなく、割り箸でドローンに固定したXウィング。Phantom2 のウリである電子ジンバル(振動やブレを吸収し、ヌルヌルした映像が撮影できる)を使うと却って逆効果となるため、標準搭載のジンバルやカメラは取り外し、GOPROと交換。

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飛ばす前に骨組みの割り箸が画面に映り込まないようモデルの位置を入念に調整する。原因は不明だが、プレビュー時と録画状態でほんの僅かに画角が変わるため、画角調整にはかなり苦労したそうだ。だけども問題らしき問題はこれだけ。スーパーマンでも戦闘機でも、ドローンが許す荷重のアイテムなら何にでも応用可。皆さんも自分のお気に入りキャラを飛ばしてみては?

身近になりすぎたドローンを眺めながら「他の人と違ったことがしてみたい」なんて思った人、新しい遊びを考えてみよう!

参考リンク:Amazon『マンガとコラムで読む 大人のためのドローン入門』
協力:エポック伊藤
Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.

▼まずは動画をご覧あれ!

▼す、すばらしいスピード感!
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▼超低空で川の上空を突っ切る。墜落に注意!
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▼一気に高度を上げてみた!
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▼秩父の山々を背にしながら……
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▼舞台裏はこんな感じ!
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▼メインは結束バンドと割り箸。原始的だ
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▼こいつを読めばさらに完璧!
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▼最後にもう一度ムービーをご覧ください!