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歩きスマホは危険である。前方不注意で転倒したり、駅のホームから落下するかもしれない。スマホを確認する必要がある時は、立ち止まるか座って操作した方が良いだろう。

そんな時代の流れを反映した、二宮金次郎(二宮尊徳)像が登場したそうだ。金次郎といえば、薪(まき)を担いで歩きながら勉学に励む姿が、勤勉の象徴として学校に立像が建てられているのだが……。歩きスマホを注意する流れをくんで、座像になったという。まあ、歩きスマホは危険だけど、これはちょっと意味が違うんじゃあないの……。

・金次郎ゆかりの地で除幕式

下野新聞によると、金次郎とゆかりのある栃木県今市市の南原小学校には、金次郎像がなかったそうだ。2016年3月1日に像が建立され、その除幕式が開かれた。

・座って読む金次郎

建立されたのは、学校でお馴染みの歩きながら書物を読む金次郎の姿ではなく、座って書物を読む金次郎像だったのだ。像を寄贈した団体は、歩きスマホの危険が指摘される近頃の流れを考慮したそうだが、座っている金次郎はどこか馴染まない……。

・ネットの声

「仕事さぼって本読んでる」
「薪を下ろして休め」
「ただのサボりやん」
「これでいいんでしょうか」
「歩きスマホの先祖」
「時代背景が違う」
「マジ?」

う~ん……。本来は時を惜しんで勉強に励む姿を、手本にするために立像だったはず。それが歩きスマホはダメだから、座らせよう。というのはどうなんだろうか……。ネットユーザーが指摘するように、それなら薪を下すべきだし、そもそも薪を運ぶ仕事中に座って書物を読むのは本末転倒な気が……。

とはいえ、歩きスマホは危険が伴うので、できるだけ控えるようにしよう。それこそ、この座像のように、座って操作するべきかもしれない。

参照元:下野新聞
画像提供:飯野哲心
執筆:佐藤英典

▼こちらはアーティスト飯野哲心さんの作品「ジェット金次郎」。これこそ新時代の金次郎だと思うのだが……
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