【マサイ通信】第9回:マサイの女はこう生きる(その2)
こうな。外な。青空な。みんな、集まってな。こうやってな。大地の風を感じつつ、井戸端会議しながらビーズのアクセを作るんだ。ビックリしたか? 衝撃的だったか? でも、電気がないんだから当たり前なことなんだよ。もっと近寄った写真もあるぞ。
ほのぼのしてるだろ。すげえだろ。マジすげえだろ。でも楽しそうじゃね? 幸せそうじゃね? これが日本が誇るロケットニュース24のマサイジャーナリズムだ!
で、こうやってママたちが作ったアクセを、オレタチは売る。それが大事な収入源。村に来てくれた人にも売るし、がんばって外に売りにも行く。これがマサイの女たちの仕事だ。じゃあ、その間、オレタチは何をしているのかっつーと……
ヤブの中に、こういう建物を建ててるんだけどな、牛と一緒に、ここまで水や草木を取りに行く。雨水をためてるんだ。で、牛と一緒に、水を村まで持ち帰るわけだ。たま〜に来る給水車から水を買う時もあるけどな。とにかく、水には苦労してんのよ。
話は戻って、子育てな。「電気も無い所で子育てはどんな感じでしているのか?」って質問だったけど、答えはひとつよ。写真を見てくれ。
外な。何度も言うけど、電気ないから、何をするにも基本は外な。
マサイの子供のオモチャは大地。虫や動物は友達だ。自然と一緒に生きるんだ。電気がないなら太陽と共に起きればいい。夜になったら寝ればいい。何も難しいことはない。大地と風と全ての生き物、そして空と月と太陽と、ライオンと共に生きればいいんだ。でも IT戦士のオレだけは……そこにスマホも欲しいかな(笑) Hahaaaaaaa!!
Report:ルカ(マサイ族)
意訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼ルカ「村に井戸はないけれど、これがマサイママの井戸端会議だ」
▼ルカ「ゴーが一生懸命、雑誌『LEE』のパロディ表紙を作ってたぞ」
▼ルカ「あいつ、こういうのは無駄にリキ入れるんだ」
▼ルカ「2パターンも作りやがった」
▼ルカ「この表紙モデル、うちのカミさんな」
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