「ところ変わればジャンクフードも変わる」ではないが、世界的に店舗を展開する大手ファストフード・チェーンでも、国によって現地の文化が反映されることもある。
そして、ファストフードの帝王的な存在であるマクドナルドが、ついにアジアで生ビールの提供を開始するというのだ! まずは、韓国からのスタートとなるのだが、日本のマクドナルドで生ビールが飲める日はやって来るのだろうか!?
・マクドナルドがアジアで生ビールの提供を開始!
2016年2月22日より韓国のマクドナルドが、城南市の板橋(パンギョ)エリアにある店舗で、生ビールの販売を開始することとなった。
こちらで生ビールの売れ行きが良ければ、同社は、お洒落なカフェやレストランが立ち並ぶ慶南(ギョンナム)と新村(シンチョン)周辺にも、生ビールを提供する店舗を開店するつもりだとのこと。
・韓国が選ばれたのには訳がある!?
海外メディアは、マクドナルドがアジアで生ビールを提供する最初の国として、韓国を選んだのには訳があると報じている。
なんでも、韓国では週に平均13.7ショット(ショットグラスで13.7杯)ものアルコールが消費されるそうで、この数字はロシアの6.3ショットの倍以上に当たる。「これだけたくさんお酒を飲む国なら、ファストフードでも生ビールが売れるのでは!?」と、同社が踏んだかどうか定かではないが、結果がどうなるか気になるところだ。
・ドイツとフランスのマクドではビールが飲める!
同社が、アジアでアルコールを販売するのは初の試みとなるが、すでにフランスとビール大国のドイツでは、生ビールが店舗で提供されている。しかし、両国ともに16歳から飲酒が可能なので、アジアとは少し事情が異なるかもしれない。
ちなみに、マクドナルドの競合社であるバーガーキングは、2009年にシンガポールで、アルコールを提供する「Whopper Bar:ワッパー・バー」をオープン。他のアジア諸国にも進出するつもりのようだ。
個人的な感想を言うと、日本で同サービスが開始されても、「わざわざファストフード店でビールが飲みたいか?」と聞かれたら、筆者は首をかしげてしまう。しかし、ハンバーガーとビールが、最高の組み合わせであることは間違いない。もし日本のマクドナルドでビールが飲めるようになったら、あなたは行ってみたいだろうか?
参照元:Mashable、THE CHOSUNILBO(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.