岐阜県関市といえば、鎌倉時代から日本刀の鍛冶で有名だ。関鍛冶とも言われており、数々の名刀を生むと同時に、松尾芭蕉の弟子にして “風狂の俳人” または “俳諧の狂者” ともいわれた広瀬惟然(ひろせいねん)を生んだ地としても有名である。
そんな関市に、これまた有名な池がある。有名なのに、名前は無い。だが、その美しさから、皆からは「モネの池」と呼ばれているという。一体なぜ “モネ” なのか? 雪降る山道をローギアで走る道すがら、通りかかったので行ってみた。
・立ち位置や角度によって見え方が変わる
モネの池は、岐阜県関市は板取にある「根道神社」の鳥居の横にある。最初は何が美しいのかサッパリわからなかった。水面が反射して、池の中がよく見えなかったからだ。だがしかし。池のまわりを少し歩いて、橋の正面に立ってみると──!!
ほっ……ほげえええええっ!! なんじゃこりゃ〜!!
驚くべき透明度。その中を、気持ちよさそうに鯉がスイスイと泳いでいる。なんという美しさ。まるで絵だ! 動く絵だ!! そうか、モネというのは……印象派のクロード・モネ!! モネの「睡蓮(スイレン)」シリーズに似ているから “モネの池” なのか!
ちなみに撮影したのは、まさに今日(2016年2月10日)。天候は雪で、空の色は白かった。そんな空模様、しかも iPhoneで撮影したのに この美しさ。きっとポカポカ陽気の春ならば、それこそ睡蓮も咲き乱れ、水面に青空が映り込み、鯉たちもルンルン気分でス〜イスイ。より一層、綺麗に見えることだろう。そう、モネの睡蓮のように。
・今回ご紹介した絶景スポットの詳細データ
名前 通称「モネの池」
住所 岐阜県関市板取下根道上448番地、根道神社の鳥居の横
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼ほげええええええええええええええ!
▼角度や立ち位置、光の具合によって見え方が全然ちがう
▼これが根道神社の鳥居だ
▼階段をのぼると、こんな景色
▼モネの池も見える
▼参拝もしよう
▼動画も撮ったぞ
▼ちなみにこちらが、惟然坊こと広瀬惟然(ひろせいねん)だ