みなさん、「ファミマの入店音」って、パッと浮かぶ? もしくは、「コンビニの入店音」というと、どんなメロディーが思い浮かぶだろうか? 多くの人が、「これかな?」と脳内再生したものが、“テレレレレレ〜〜〜ン、ラ・ララララン ♪ ” みたいなやつだとしたら、正解。それがファミマの入店音だ!
サークルKとサンクスの吸収で話題のファミリーマート。そんなファミリーマートに関する、アツい動画がある。前述の入店音を主題とした 、ピアノと4種の管楽器による五重奏で21の変奏曲を演奏する動画なのだが、その音色のあまりの美しさが今、じわじわと注目を集めているのだ。
・『五重奏』と『変奏曲』
まず、『五重奏』と『変奏曲』について、ごくごく簡単に触れておこう。五重奏は、5種類の異なる楽器による演奏で、クインテットともいう。変奏曲は、主題となるメロディーにアレンジを加えて演奏すること。
要するに、動画ではファミマの “あのメロディー” を使って、テンポも曲調も異なる様々な曲が21曲も演奏されているのだ。使用している楽器はフルート・オーボエ・クラリネット・ファゴットの4種と、ピアノ。まずはピアノで、あの聞き覚えのあるメロディーが演奏される。「今からこのメロディーを色んな音色にアレンジしていくよ」といわんばかりに……。
・まるでファミマ×クラシックのコラボ
ピアノの単独演奏でもすでに心は鷲掴みなほど美しい音色。そこに4種の木管楽器が加わると……世界は一変。中世ヨーローッパを思わせるメロディーや、悲壮感漂うレクイエム、またフィギュアスケートのテーマでおなじみの『ボレロ』に組み込まれていたり、ワルツになったり……と、そのバリエーションに加え、完成度の高さが圧巻なのだ。
ファミマの “あのメロディー” が、壮大なクラシックに大変身を遂げている。その旋律はあまりに高貴かつ優美で、目を閉じると宮廷の花園が広がり、ここはヴェルサイユ宮殿の中庭だったかしら? 私って、ティータイム中のマリーアントワネットだったかしら? ともいわんばかりの気分に包まれるのである。
・ぜひ全国のファミマに導入してほしい
ホテルの朝食時に流れていてもおかしくない、穏やかで贅沢な旋律……。いつまでも聴いていたい……。テンポも曲調も様々なので、店舗ごとに違う入店音を導入しても良いかもしれないし、いっそBGMとして導入したら……ファミマ自体がラグジュアリーな空間に様変わりしてしまいそうだ。
そうすればもはや、敷居が高くてコンビニエンス(手軽)な存在ではなくなってしまうかもしれない。ともあれこの美しさは必聴に価する! ぜひご視聴あれ。
参照元:YouTube
執筆:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.
▼こちらがその動画。