日本マクドナルドは窮地に立たされている。業績不振のなか、筆頭株主である米マクドナルド本社が株式の売却を検討しているというニュースもあり、どうにか起死回生を狙いたいところだ。そんな状況下で、専任バリスタのいる「McCafe by Barista」では12月からケーキの新商品の販売を開始している。
マクドといえばハンバーガーだろ! と思うのだが、実際に食べてみないことには、その実力はわからない。ということで、店頭で販売されていた7種のケーキを食べてみた。その正直な感想をお伝えしよう。
・マクドのケーキ
現在、McCafeで販売されているケーキは以下の8種類だ。残念ながら私(佐藤)が訪ねた原宿表参道店には、ミルクケーキ(バナナ風味)は、品切れだったのか置いていなかった。そのほかの商品は以下の通りだ。
期間限定のザッハトルテ(360円)
ショコラズコット(320円)
紅茶のシフォンケーキ(320円)
ショコラ(320円)
アップルパイ(320円)
チーズケーキ(320円)
ダブルベリーケーキ(320円)
・コンビニケーキよりも大き目だけど……
これらの商品は見た目がキレイで、サイズ的にも価格とマッチしているように思う。コンビニスイーツと比べると若干大き目で、小腹を満たすのには十分かもしれない。
・味は磨かれていない
しかし問題は味だ。正直いって、コンビニスイーツの方が美味しいと言わざるを得ない。味が磨かれていないというか、いずれの商品も何かひとつ足りない感じがする。良く考えてみると、大手コンビニ各社は自社ブランドを持ち、開発に開発を重ねて味を磨いているのだ。
それを承知でマクドはケーキを投入したはず。しかし売りになるのはサイズ感だけで、それ以外の部分が不十分と言わざるを得ないだろう。商品にもよるが、コンビニケーキの方が小ぶりで、やや価格が安い。大きくて味が足りないと感じてしまったら、小さくても美味しいコンビニケーキを選ぶ人は多いはずだ。
・相次ぐ閉店
迷走していると言われて久しい日本マクドナルド各所で閉店が相次ぎ、私が訪ねた原宿表参道店も、残念なことに年明けに閉店する。。この先も迷い続けるのだろうか……。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.
▼ザッハトルテ(360円)
▼ショコラズコット(320円)
▼紅茶のシフォンケーキ(320円)
▼ショコラ(320円)
▼アップルパイ(320円)
▼チーズケーキ(320円)
▼ダブルベリーケーキ(320円)
▼ケーキを購入したお店が年明けに閉店。わずか3年で……