欧米諸国からすると謎らしいが、日本のクリスマスとケンタッキーフライドチキンは切っても切れない関係にある。本格的なローストチキンもいいが、聖夜に食べるケンタッキーはまた格別! 誰に何を言われようと、ウマいものはウマいのだ。だがしかし……。
おそらく多くの人がケンタッキーフライドチキンの真のウマさを、隠されたその実力を知らずに損しているに違いない。実はケンタッキーのフライドチキンは、肉もウマいが骨も激ウマなのだ。今回はケンタッキーフライドチキンを骨の髄まで味わう最強レシピをご紹介したい。
・ダシが絶品
言うまでもないが、鶏からは旨味が凝縮された濃厚なダシが取れる。ラーメン屋などでは鶏ガラを使うし、鶏白湯(とりぱいたん)スープなども有名だ。ましてやケンタッキーでは国産ハーブ鶏を使用しているから、そのダシがウマくないわけがない。
今回ご紹介するレシピでは、フライドチキンの肉も使用したが、あくまでメインはダシである。なので、肉だけ食べて骨でスープを取り、ラーメンやうどんを煮込んでもOK。簡単なのに驚くほど濃厚な鶏スープが楽しめるぞ。それではレシピを大公開だ!
・ケンタッキー鍋のレシピ
【材料(1人前)】
ケンタッキーフライドチキン:2個
水:400~500ミリリットル
白菜:適量
もやし:適量
【作り方】
1: フライドチキンを、肉と骨にわける。野菜は適当な大きさに切っておく。
2: 骨を鍋に入れ火にかける。沸騰したら弱火にし、アクを取りながら15分ほど煮こむ。
3: 骨を取り出し、塩コショウでスープに味付けをする。
4: 野菜を入れて煮立てたら、フライドチキンの肉を入れて温める。
以上である! 見た目はフライドチキンなので白湯にはならないが、味は濃厚な鶏の旨味が凝縮した絶品スープだ。例えるなら韓国料理の参鶏湯(サムゲタン)のような濃厚さで、「ケンタッキーでこんなダシが取れるなんて……!」と驚くに違いない。
・〆には「焼きおにぎり」を投入
もちろん鍋には豆腐やキノコを入れてもOK。濃厚なスープを具材が吸いまくって激ウマになるぞ。一つ注意したいのは、味付けの際、塩コショウは控えめにするということ。特にチキンの肉を入れると味が濃くなるから、食べるときに塩コショウを足して調整するといいだろう。
鍋の〆には、ケンタッキーで売っている「焼きおにぎり」を投入すると、これまた美味。米と濃厚ダシの相性は抜群で、しかも焼きおにぎりの香ばしさが食欲をかき立てるから、最後まで箸が止まらないに違いない。
このレシピを試したら、もうチキンの骨をそのまま捨ててしまうことは無くなるハズだ。なんなら、骨目当てにフライドチキンを購入したいレベルである! クリスマスにケンタッキーを楽しんだら、骨は捨てずに絶品濃厚ダシまで味わってみよう。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼どう食べてもウマいケンタッキー。だが今回の主役は骨だ。
▼材料はこんな感じ。キノコや豆腐を入れてもOK。なんなら鍋にせずに、ラーメンやうどんを煮てもいい。
▼肉と骨を分ける。
▼鍋に入れた骨を煮込む。アクは丁寧に取ろう。
▼15分ほどしたら、骨を取り出す。骨様、ご苦労様でした。
▼薄めに塩コショウで味付け。この時点でもうウマい。
▼野菜を入れて煮立ったら……
▼肉を入れて完成!
▼濃厚な旨味が凝縮したダシがウマい!
▼GO羽鳥「ウマい」
▼佐藤記者「これラーメンでもイケるな」
▼鍋の〆にはケンタッキーで売っている「焼きおにぎり」がオススメだ。
▼濃厚なダシと米の相性は最高! 焼きおにぎりの香ばしさもええで!!
▼捨てずに、骨の髄まで味わおうぜ!