2015年も残りあと7週間……まだ何もなし遂げていないのに今年が終わろうとしている。心が折れそうになるが、ここで、ひとつハッピーな情報をお伝えしたい! 今日はキレイな流れ星が見られる日だったのだ!
そう、2015年11月12日~13日は「おうし座流星群(北群)」が活動のピークを迎えるのである。運が良ければ、明るい流星「火球」が見られるかもしれないそう。NASAも「今年は通常より活発な可能性」と言っているではないか! わぁ、さっそく流れ星にお願いしなくっちゃ!!
・11月12~13日、おうし座流星群がピークに!!
おうし座流星群は、南群と北群にわかれる流星群だ。南群は11月6日頃に極大を迎えたが、観測条件があまりよくなかったという。しかし!! 11月12~13日にかけて極大を迎える北群は、月明かりの邪魔もなく条件は良好。しかも、NASAによると「今年は例年より活発の可能性」らしいぞ!
・おうし座流星群と言えば「火球」
……というと、流れ星がたくさん見られるのかなーと思うが、おうし座流星群の流星の数は、そこまで多くない。1時間に5~10個程度であるという。だが、ガッカリすることはない! 数こそ少なくても大きく明るい流星が見られるかもしれないのだ。
おうし座流星群と言えば「火球」。火球とは、ザックリ言うと一般の流星より明るく大きな流れ星のことで、おうし座流星群は火球の割合が多いことで知られている。それだけでもワクワクしちゃうが、今年は、その火球の活動が特に活発と予想されており、期待が高まっているのである!
・空を見渡そう
そんな流れ星をとらえるための条件は以下のとおり。「見ごろは、12日の21時以降~翌13日明け方」「明かりの少ない場所で」「寝ころぶなどして広く空を見渡す」である。季節は冬に近づいている。屋外で観測する人は、防寒対策を万全にして臨もう。
おうし座流星群は、三大流星群と違って、大規模なネット中継は確認されていないが、YouTubeでは南群のネット中継がいくつか報告されている。今回の北群でも中継があるかもしれない。こちらもチェックしておこう。……流れ星、どうか見られますように!!
参照元:NASA、EXPRESS、EARTH SKY(英語)、星の子館、国立天文台
執筆:沢井メグ
Photo:Wikimedia Commons
▼こちらは、海外ユーザーによる南群中継の映像。
▼11月初旬のおうし座流星群の様子。流れ星たくさん見られるといいね!