『ミシュランガイド京都・大阪2016』に関西人のソウルフード “たこ焼き” が11店舗、掲載されたことは「【ミシュランのお店】『道頓堀 本家 大たこ』のタコが名前の通り大きくてビビった件について」などで紹介した。
今回取り上げるのも、同じくミシュランガイドに掲載された『甲賀流』だ! 同店は「安心して安くて旨いものを」をモットーに、素材の隅から隅まで、かなりのこだわりを見せているぞ。さっそく “甲賀流ならではのこだわり” を体感しに、アメ村の本店まで食べに行ってみた。
・こだわりが強い系たこ焼き
約40年と長い歴史を持つ『甲賀流』は生地やソース、トッピングなど、全てにおいてこだわりが強い。そのこだわりがあるからこそ、今までお客さんに愛され続けて来たんだなあ……と感じさせられる。さて、まずは王道の “ソースマヨ” (10個 350円)を食べてみよう。
ソースマヨたこを口に入れた瞬間、感じるのは「と~ってもフルーティ!」だということ。その理由は “ソース” !! リンゴと玉ねぎをブレンドしたソースらしく、香り高くて甘みがあってコクが深い……すりおろした山芋入りの、ふわふわっとした生地にジャストフィットしているのだ。
肝心のタコも刺身や寿司用のものを使っており、新鮮そのもの。食感がプリプリっとしていて食べ応え十分。さらには、上に振りかけられた青のりとかつお節が、うま味をワンランクアップさせてくれるぞ。やめられな止まらない美味しさで、思わず食べ過ぎてしまう……。
アメリカ村内にある本店は、さすがの人気で長蛇の列。日本人だけでなく、海外の方の姿も目立ったのがアメ村っぽい。ミシュランブックに掲載されていることからもわかるが、たこ焼きの美味しさは国境を越えるようだ。日本人として、関西在住者として鼻が高いぞっ。
・ “ブラックペッパー ソルト&マヨネーズ” が超イケてる!
記者一番のおススメは “ブラックペッパー ソルト&マヨネーズ” (400円)! 先のたこ焼きは国境を越える話ではないが、これは誰もが好きな味だと思う。素材にこだわる『甲賀流』のマヨネーズは、もちろん黄身だけを使用し酸味を抑えた特製のもの。
そのマヨをふんだんに使ってペッパーと組み合わた “ブラックペッパー ソルト&マヨネーズ” たこ焼きなんて、美味しくない訳がない。口に運んでみると、予想通り「間違いない旨さ……」ペッパーのパンチが効いていて、ビールを飲みたくなる味だ。レモンを振りかけるとサッパリして、より一層イイ感じ。
少々濃いめの味で大人向けだぞ。休日の昼下がり、何も考えずにビールと一緒に食べたい一品。因みに同店は “網掛けマヨネーズ” の発祥店であるとかないとか……素材への熱いこだわり、中でもマヨネーズにはただならぬ気合が感じられた。
これは余談だが『甲賀流』は珍しく、奈良県にも店舗が。奈良在住の記者にとっては身近な存在であり、そんな同店がミシュランガイドに掲載されたのは嬉しい。今回は紹介できなかった “ねぎポン” や “醤油マヨ” といった商品もあるので、隅々までこだわり抜いた『甲賀流』たこ焼き、ぜひ自分自身の舌で確かめてほしい!
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 甲賀流 本店
住所 大阪府大阪市中央区西心斎橋2-18-4
時間 10:00 ~ 20:30
定休日 なし
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼王道の “ソースマヨ” と変わり種 “ブラックペッパー ソルト&マヨネーズ”
▼タコがぷりっとしていて美味しい
▼甘めのフルーティなソース、特製のマヨネーズにこだわりを感じる
▼ペッパーの効いた “ブラックペッパー ソルト&マヨネーズ” がおススメ