全国の「ちくわ好き」に朗報だ! なんと2015年10月1日、フジパンの「まるごとちくわ ちくわパン」の発売が開始されたぞ!! これまで一部のコンビニでのみ限定発売されていた、あの幻の「ちくわパン」がついに全国区に。しかも、ちくわの中身は「チェダーチーズ入りチーズクリーム」らしい。
気になる……今すぐ買いに行くっきゃない!! ということで、発売初日に手に入れた「ちくわパン」をさっそく食べてみた。
・「ちくわパン」っていつからあるの?
その前に「そもそも、ちくわパンってなんぞや」という方もいらっしゃるだろう。何を隠そう、私も数カ月前までは知らなかった。和歌山県に住む知人から、そのようなものがあるということは聞いていたが、実際に見たことはなく「ちくわとパンなんて絶対相性が悪いでしょ。そんなもの存在するのかしら……ふっ」と若干バカにし、存在まで疑っていた。
けれど、ものすごーく気になったのでフジパンに問い合わせてみることに。「ちくわパンは本当に存在するのか」「存在するとすればいつ頃からあるものなのか」を聞いてみた。
「初めて発売したのは2007年2月からで、そこから継続して発売している形ではなく、期間を限定して毎年発売をしております。その際、商品を少しずつリニューアルを重ねながら、よりおいしい『ちくわパン』をお客様にお届けできるよう努めております」
なるほど。どうやら8年前からすでにある商品のようだ。しかも期間限定とはいえ、毎年発売されているらしい。人気商品なのか……。
・はじまりは北海道
さらに、フジパンの広報担当者さんから貴重な情報が。どうやら「ちくわパン」はフジパンのオリジナルでなく、北海道にモデルとなった商品があるとのこと。そこで北海道在住のK.ナガハシ記者に聞いてみると……
「ちくわパンは北海道ではあまりにメジャー過ぎて、ローカルなものだと知らない人が多いと思います」
なんと、北海道では珍しくともなんともないらしい! さらにK.ナガハシ記者は「札幌でちくわパンと言えばDONGURI」と、ちくわパンの名店の商品写真を送ってくれた! また「ちくわの中身は『ツナマヨ』が基本」とのことである。ふむふむ、確かに相性がよさそうだ。
・フジパンの「ちくわパン」を食べてみた
ちくわパンが実はメジャーな食べ物だったことがわかったところで、心置きなくフジパン製品を食べてみることにしよう。原材料名の欄には確かに「ちくわ」の文字が。
袋を開けると、ちくわを丸っとパン生地が覆っている。大きさは手のひらサイズくらいか。パンの端からチラリとちくわがのぞいていて、「風の谷のナウシカ」の王蟲 (おーむ)を想像させるフォルムだぞ!
割ってみると……確かに真ん中にズボッと一本の「ちくわ」が。ちくわの中には「チェダーチーズ入りチーズクリーム」がぎっしり。うむむ、美味しそうじゃないか。
よし、食べてみよう。「パクっ……なっッッ…!? なんじゃこりゃー!」
「美味しい……」ちくわとチーズが黄金の組み合わせであることは言わずもがなだが、ちくわとパンも悪くない……というか、かなり合う。ソーセージを食べているような食感で、甘みのあるパン生地に、ちくわの塩気がフィットしているのだ。
ちくわ好き、パン好きはもちろん、日本人なら誰もが好きな味であることは間違いないだろう。主に量販店で取り扱っているようなので、気になったそこのあなた! 今すぐ近くのスーパーにダッシュせよ!!
参考リンク:フジパン、DONGURI
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼これが「ちくわパン」だ!
▼チーズがぎっしり!
▼北海道DONGURIの「ちくわパン」
▼北海道には色んなバリエーションがあるようだ