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私(佐藤)は当ロケットニュース24でも古株である。思い返せば、2009年8月に最初の記事が公開されて以来、6年間の道のりは長かったとも言えるし、短かったとも言える。その道程は決して穏やかなものではなかった。近年は仲間に恵まれて、初期からは想像もできなかったほど、スムーズな運営ができていると感じている。なかでもある人物の編集部に対する貢献度は称賛に値する。今や彼こそが、当サイトの顔役と言っても良いかもしれない。

しかしだ! その彼の普段の行動には、いくぶん目に余るものがある。最近どう考えても私としか取れない人物を指して「パワハラまがい」とまで言っている。ああ、素晴らしい人物なのに、先輩の発言を歪んだ形で受け取ってしまうとは。言いたくはないが、あえて反論することにしよう。それがまだまだ伸びしろのある彼のためだ。

・「社会人なのに呼び捨てが当たり前」への反論

反論する相手のことを、仮にモアイ君とする。あくまでも仮にだが、かねてから彼のことをモアイに似ている、いやモアイそのものとさえ感じていた。

さて、呼び捨てに対する反論だが、反論することさえもバカバカしい。私たちは仲間だ。親しみをもって接しているというのに、何を子どもじみたことを言っているのか? じゃあこれから、「さん」付けで呼んだとしよう、モアイ君、私になんて言う?

「出た! パワハラだ!」
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二言目にこういう人物に、私はなんと声をかければいい? そもそも、モアイ君、君は挨拶しただけで、

「出た! パワハラだ!」
mayop132

というじゃないか。挨拶だけだぞ、君が枕を涙で濡らしているというが、そんなウソは見え見えだ。こっちこそ言いたい、枕をヨダレで濡らしていると。話を戻そう、ニックネームも親しみのあらわれだ。私はみんなと仲良くしたい。だからこそ、初対面であっても距離を縮めて行く。

よくよく考えて欲しい。世界的な歴史遺産になぞらえて呼んでもらえることは、名誉なことだ。自称している大沢たかお氏よりもスケールがデカいぞ。言いたいことはまだあるが、この項目についてはこの辺にしておいてやろう。

・「悪口を曲にしようとする」への反論

これも何が問題なのか、1ミリもわからない。テーマソングを作ってやろうというのに、なぜ不快に思っているのか? 何のデメリットがあるのか? 「モアイ」という素晴らしい愛称と共に、曲まで作ってやろうというのに、これが優しさや親しみでなくて、何だというのか?

きっと曲の完成形がイメージできないから、不満を漏らしているに違いない。必ずやモアイ君の満足いくクオリティの曲を完成して見せよう。

・「注意しても逆ギレ」への反論

先にも述べたように、モアイ君は挨拶しただけで、

「出た! パワハラだ! 法廷で会いましょう」
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という、極端な被害妄想を抱いている節がある。皆さん、もう一度言うが、彼は挨拶しただけで、

「出た! パワハラだ! ハイ、1PP(パワハラポイントの意味)」
mayop132

誰か説明して欲しいのだが、モアイ君は何を私に訴えようとしているのか? 「おはよう」と言っただけで、

「出た! パワハラだ! 弟(弁護士)に電話させて頂きます」
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というような人物。いくら人格者であり、仏の心を持つ私も、一言声をかけただけで、

「出た! パワハラだ! 今晩も涙で枕を濡らすのか……」
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どこに泣くポイントがあるのだろうか? こちらこそ本当に言いたい。夜寝るときに耳元に、

「出た! パワハラだ!」
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という声がリフレインするのである。こちらが受けているプレッシャーは理解できると思う。不意に声を荒げて「いい加減にしてくれ」と訴えたくもなるというものだ。

皆さん、まぶたを閉じて少しイメージして欲しい。やたらモアイに似た人物に挨拶したその瞬間

「出た! パワハラだ!」
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と言われた瞬間の切なさ、やるせなさ、疎外感。そして、挨拶さえも聞き入れてもらえないときの孤独と寂しさを。初めて会ったときのモアイ君は実にさわやかだった。一目見ただけで、「あ、こいつのあだ名はモアイだな」と確信したときの喜びは、今でもアリアリと覚えている。おそらく日本中で一番イースター島の似合う男に違いないだろう。あのまっすぐと天を仰ぐモアイの眼差しは、まさしくモアイ君のそれだった。

それが今では、モアイという愛称に恥じるほど、歪んだ心を持って先輩にこう言う、

「出た! パワハラだ!」
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・秋雨にも似た心模様

ああ~、私はため息しかでない。あの純だったモアイは、いやモアイ君はどこに行ってしまったのか。今回はこの辺で筆を置くことにしよう。彼が少しでも考えを改めてくれると良いのだが。

私の心は秋雨を携えた雲のように、どんよりとして、今にも泣き出しそうだ……。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼本稿では、ある人物を仮に「モアイ君」と呼び、写真に目線を入れている。彼はある点を除き、本当に素晴らしい人物だ
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