thai

タイで作られるCMは、ズシンと胸に響くものがある。例えばこれまでお伝えした「感動の結末に涙が出る通信会社のCM」がそう。秀逸なものが多く、「美人モデルがブラジャーを外してブラの効果を見せるCM」は別の意味でズシンと来たものだ。

そんな世界で通用するCMを世に送り出すヒットメーカー・タイだが、この度カメラメーカーが号泣必至の動画を作ってくれたのでご紹介しよう。今回のテーマは「監視カメラ」。繰り広げられる短編ストーリーに、思わず目頭が熱くなる内容となっている。

・とある街角でのドラマ

物語の舞台は、とある街角。本屋の店長がお店を開けると、浮浪者らしき若い男性が毎日のように店の前で寝ているシーンから始まる。もちろん、そのままでは商売あがったりなので、店長は強引に若者を追い払い続ける。

それでも、来る日も来る日も店の前で寝ている若者。そしてその度にきつく追い払う店長。時には水をぶっかけ、ほうきで払う……。周りが「そんな対応しなくてもいいでしょ」と店長に言い聞かせる中、2人の奇妙な関係は続いていく。

・監視カメラだけは真実を知っていた

ところが! ある日を境に若者が姿を見せなくなってしまう。さぞ店長は喜んでいる……と思いきや、いつもの張り合いがなくなってしまったのだろう。若者の姿を探し続けるようになってしまう。

周囲から「遠くに行ったよ」と知らされた店長は、監視カメラを設置していたことを思い出す。そして中身を確認してみると……そこには真実が鮮明にとらえられていた。一体、何が起きていたのか。その結末と “絆” は動画で確認して欲しい。

・タイの監視カメラ事情も変化するか

バンコク市内に設置されたカメラの「ダミー疑惑」が話題になったことがあり、先日の爆弾テロでも現場付近にある監視カメラ20台のうち15台が故障していたのが判明したタイ。監視カメラの重要性が説かれているこのCMは、きっとタイの監視カメラ事情を変えるに違いない。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]