ロケットニュース24のイベントといえば、主催者もお客さんも関係なく、みな一様にお酒を片手に繰り広げられるもの──というのが今までの共通認識であった。しかし……今回お招きいただいたのは、川口市のメディアセブン。なんと、公共施設である! 今までのように、ビール片手というわけにはいかないぞ……!
イベント内容は『ロケットニュース24の作り方』。我々ロケットニュース24編集部は、日々どのようにサイト運営を行っているのか? そんな舞台裏を、編集長GO羽鳥と佐藤記者が解説!──と、いうわけなのだが……主成分が酒とタバコであるこの二人に、果たしてそんな大役は務まるのだろうか? コッソリのぞいてきたのでご報告だ。
・とにかくオシャレなメディアセブン
会場は、JR京浜東北線「川口駅」東口より徒歩1分。キュポラの7階、メディアセブン。ガラス張りの吹き抜け天井が素敵な図書館の上にある、オシャレな空間である。イベントが開催されるスペースは、オープンスペースで開放感のある広々とした空間だ。
普段は新宿の雑居ビルで作業している我々にはまぶしすぎるほど洗練された会場に、思わず「わお……」と吐息が漏れてしまった。そんなハイソな空間で、イベント開始までのわずかな時間をウンコの話で潰すGO羽鳥と佐藤両記者。そして、時間が来ると緊張由来の便意をもよおしながらイベントスペースに移動。この二人、大丈夫なのだろうか。
・今までにないマジメな雰囲気
適度な緊張感と便意のなか移動した先には、10代〜60代の、会社帰りと思われるスーツ姿のかたや、ニッカポッカのかた、綺麗なお姉さん、マッチョなかた、お子さん連れなどなど、多岐に渡るお客さんの姿が。メディアセブン自体、静かに作業を行うラウンジのような場所であることもあり、60人近いお客さんは静かに開演を待っていた。
これから始まるイベントが、知的な講演会であるかのようなマジメな雰囲気である。イベント冊子の表紙は、悲壮感漂うオバQのような顔をした “さとっしー” であるのが嘘のようだ。そんなこんなで、大勢の拍手に迎えられイベントは開始!
・ロケットニュース24ってどんなサイトなの?
まずは編集長GO羽鳥と佐藤記者の略歴から始まって、ふたりの出会い(新宿のマック)や、ロケットニュース24の創設にまつわる秘話、日々の平均PV数などをご紹介。そして、普段の我々は一体何を意識しながら記事を執筆、更新しているのか……などを軽快なトークで解説する佐藤記者。イベントはお手の物、といった余裕の風格だ!
とくに、ロケット史上最高のPVを叩き出した、GO羽鳥執筆の『LINE乗っ取りバトル』は、ロケット読者ならずとも世に広く知られるモンスター記事。この記事の閲覧数がどれほど凄いのかもご説明!
また、この記事の爆発的伸びの一方で、佐藤記者はその当時何をしていたのか……?(答え:全身スライムの格好で iPhone行列に並んでいた。)などなど、思わぬエピソードの紹介で会場は爆笑に包まれた。
その他、ヨソでは言えない記事のアレコレなど内容の濃いトークを展開。普段記事に載ることのない、ロケットの裏事情を垣間見ていただいた。
・イベントの目玉企画
今回の目玉は「ロケット大喜利」。これは参加者の皆さんが、今までに体験したスゴい出来事にロケット風のタイトルを付け、そのなかのいくつかを編集長であるGO羽鳥が抜粋し評価するというもの。
日頃、我々ライターたちの原稿をチェックし、修正を指示したり自ら手を加えるGO羽鳥の仕事ぶりは、なかなかお見せできない貴重な姿である。元はロケット読者であった私から見てもこれはとても魅力的な企画だ!
・ライターたちも日々こだわっている「タイトル付け」
タイトル付けは、我々ライターにとっての一番大きな課題。タイトルで惹かれなければ、ページは開かれない……読んでもらえないのだ。たとえ内容がどんなに充実していようと、タイトルがパッとしないと無駄になってしまう。
だからと言って過剰な表現で「釣る」ようなことをしてしまうと、信頼はガタ落ち……。限られた文字数で、どれだけ読者の好奇心を刺激できるか……そしてそれがいかに大切であるかを力説するGO羽鳥は、一段と “おでこ” が輝いていた。
いくつか優秀な作品を選出し、評価を述べる羽鳥&佐藤。そこには、普段私たちライターに指摘をするのと同じように改良ポイントを指導する、編集長としての羽鳥の姿も。これはかっこいい! 読者が一瞬、書き手の感覚を垣間見た貴重な時間だったのではないか。
・質疑応答での意外な一発目
その後は質疑応答。シャイな皆さんは一瞬たじろぎつつ、勇気を出して一番に手を上げてくれた人の質問は「着ているTシャツは何のシャツか?」。いきなり想像の斜め上からの変化球的質問キター! おそらく、「俺のTシャツシリーズ」がおすきな読者さんなのだろう。
そしてイベントは最後の山場、『ジャンケン大会』に突入。佐藤記者とジャンケンし、勝ち残った10名に、もう半年以上過ぎた今年のカレンダー、通称ロケットウホカレに加え、佐藤記者著書の『茨城あるある』をはじめとしたロケットライターたちの著書をプレゼントするというサプライズ企画。
最後の最後まで大盛り上がりのうちに、1時間半のイベントは濃厚な時間を経て終了。そしてイベント終了後も、駅前広場では羽鳥・佐藤両記者との撮影大会に列をなす参加者のみなさん。並んでくれたほぼ全員が並んでサインや握手、記念撮影をするなどして触れ合い、お互いに貴重な時間を過ごして帰路についたのだった。
ちなみに、私にとって印象的だったのは、羽鳥・佐藤記者の仲の良さ。お互いを知り尽くした二人の掛け合いを見ていると、これまでいかにして二人三脚でロケットニュース24を支え、築き挙げてきたのかを実感した。そんな二人は、終始生き生きとロケットの魅力を語っており、参加者の期待に大きく応える内容となっていた。
参考リンク:川口市メディアセブン
Report:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.
▼夜になるとガラス張りの壁の向こうにネオンが輝いている。開放的!
▼開放感あふれるオープンスペース
▼Tシャツ自慢 〜佐藤編〜
▼Tシャツ自慢 〜羽鳥編〜
▼LINE乗っ取りの記事がある程度伸びると信じていた羽鳥はこのように……
▼記事内でちょこちょこと佐藤記者をアピールしていたらしい。愛である。
▼ジャンケン大会の賞品は『ロケットウホカレ2015』と……
▼GO羽鳥・佐藤・原田各記者の著書!
▼佐藤記者とジャンケン!
▼こんなおしゃれな場所で公演していると、なんかすごい人に見えてきた二人。
▼仲良しである。
▼『ロケット大喜利』の回答を熱心に読むGO羽鳥。
▼佐藤記者もチェック。「なるほどねぇ」という感じ。
▼なんとGパンにサイン!