歩いていて道端に咲いている花に目が留まったことはないだろうか。四季がある日本では一年中さまざまな花を見ることができる。ここ最近よく見かける花がある。おそらく夏の花なのだろう。それは小さくて白い花。花の中央が紫色の可愛らしい花。
元日本語教師で、今でも多くの外国人留学生と関わっている私は「この可愛らしい花の名前を外国人に教えてあげよう」と思い、いつもの調子で調べてみた。するとそこには教えることをためらってしまう真実があった──。
・花の名前に驚愕
花の特徴を基に調べた結果、花の名前がわかった。その名前とは「ヘクソカズラ」。漢字で書くと「屁糞葛」。こんな可愛らしい花の名前には「屁」と「糞」の文字が使われているのである!
「屁糞」。いうまでもなく「おなら」と「うんこ」である。なぜこんな名前になってしまったのだろうか。何かの呪いなのだろうか。前世で相当悪いことをしないとこんな名前にはならないだろうに。
・屁糞の由来
どうやら葉や茎に悪臭があることからこんな名前になってしまったようだ。屁と糞が合わさったようなニオイとは……。そしてそのニオイをそのまま名前にしてしまうという容赦ない命名行為。命名した人はニオイに相当腹が立ったに違いない。
ただ、ウケ狙いで教えるにはもってこいだと思う。子ども相手に教えたら一発ギャグよりウケるかもしれない。全国のお父さんお母さん、花の名前を教えるときに「ヘクソカズラ」はいかがでしょうか?
Report:ポンコツ [JP]
Photo:RocketNews24.
▼この花がヘクソカズラ
▼ヘクソカズラとセミの抜け殻
▼こんなにかわいいのに「屁糞葛」