東京ディズニーランド(TDL)は、多くの人にとってご褒美的な、特別な場所である。たとえ近郊に住んでいたとしても、チケットは結構高いし、まして年間パスポートなんて、とても簡単に踏み切れる値段じゃない。おそらく時間もそう沢山は作れないだろう……。
かくいう筆者(私)も、行けたとしても年に1〜2回。かつ、電車で行く。この道中……いや、行く前の段階からすでにいろんなことを巻き起こすのが、魅惑のTDLである。そんな、ディズニーランドにまつわる出来事を、シーよりランド派である筆者が、あるある形式にまとめてみた。
・【ディズニーランドに行く時・来てる時にありがちなこと50】
その01:TDL行きがきまるや、“その日” にすべての照準を合わせる。
その02:なのになぜか前日になって急に憂鬱になる。
その03:自分でもなぜこんなに憂鬱なのか理解できない。
その04:だが、漠然と「行きたくない」。
その05:準備も面倒くさい。
その06:だが行くとなれば、万全の態勢で臨みたい。
その07:あれ、あそこにしまったはずのミッキーの耳(のカチューシャ)ない! など、必要な物がこのまえあったところにないという事態に見舞われる。
その08:やっぱり面倒くさい。もう行きたくない。
その09:その7〜9を何度か繰り返す。
その10:興奮して眠れない。
その11:明日起きれるのかマジで不安。
その12:睡眠不足のままTDLでまる1日過ごせるのか、健康面が妙に心配になる。
その13:寝不足でスプラッシュマウンテンに乗ったら気絶してしまうのではないかと本気で心配。
その14:あれこれ考えていると、もう起きなきゃいけない時間に猛烈な睡魔が襲ってくる。
その15:なぜかオシャレをしてしまう。
その16:でも実際、TDLにいる人はその楽しさに夢中で人の服装なんて誰も気にしていない。
その17:なのでスニーカーで行くべきだ。
その18:そんなこんなで変身グッズ、チケットホルダー、ポップコーンバケツなど、行きから大量の荷物を抱えていざ出発。
その19:電車で行く場合朝の通勤ラッシュと重なり、まず座れない。
その20:座れないだけならいいが、これから働きに出るスーツ姿の大人たちのなかで、明らかに「今からディズニー行きます!」感がまる出しな自分が恥ずかしい。
その21:同じ車両に必ずと言っていいほど「あの人たちもディズニーに行くのかな……」と感じざるを得ない雰囲気を放っている集団がいる。
その22:そんな彼らに抱く、そこはかとないライバル感。
その23:舞浜に近づくにつれ、この電車に乗ってる人の半分はディズニーに向かっているのでは、と感じる。
その24:車窓からシンデレラ城をはじめとするディズニーのそれが見えてくるとテンションは急上昇。
その25:一刻も早く入り口に到達したい。
その26:そんなときに後ろから抜かされると妙にアセる。
その27:抜かした集団がイクスピアリ(シー方面)の方に流れていくとホッと一安心。
その28:と、さっきからこんな風に感じている自分が非常に小さい人間に感じる。
その29:が、実は結構みんな同じように思っていると知って安心。
その30:入園してすぐは、とにかく1分1秒も無駄にはしたくないため早歩き。
その31:「プーさんのハニーハント」のファストパスに、スタンバイ並みの列ができていてドン引きする。
その32:楽しいのだが、楽しい乗り物なのは間違いないのだが、ハニーハントがなぜそこまで人気なのかはいまいちよく分からない。
その33:朝電車の中で遭遇した人と、なにかと順番待ちで再会する。
その34:1日で3回くらいは再会する。
その35:その割に、たまたま同じ日に来ていた友人とは1回会うか会わないか。
その36:多くの芸能人も来園するTDLだけに、「この椅子に芸能人も座ったのかも……(お尻合い)」とか考える。
その37:金銭感覚が完全に麻痺する。
その38:お土産屋で特に麻痺する。
その39:缶が可愛いだけで欲しくなる。
その40:中身のお菓子だけならスーパーにあるものと大差ないのに、入れ物が可愛いだけで妙に美味しそうに見え、諦めきれないほど欲しくなる。
その41:お土産だけで簡単に消える1万円。
その42:空いている午前中〜夕方のうちにお土産の買い物は済ませておくべきと知りつつも、結局パレードや花火が終わってからなだれ込み、見事にイモ洗い状態の中で買い物をする。
その43:ロッカーはここで有効活用すべきなのか! と学ぶも、結局毎回買い物は閉園ギリギリ。
その44:閉園時間になり、1日遊び倒した疲労+大量の荷物で一気に夢から覚めて現実に戻る。
その45:まさに気分はシンデレラ。
その46:アンバサダーに吸い込まれていく人たちの勝ち組感がハンパない。
その47:「電車で来れる距離に住んでるから、その気になれば毎日来れる」と変に強がって見せるが、いざ翌日に来たことはない。
その48:パークを出た瞬間から、とにかく一刻も早く帰って寝たいことしか頭にない。
その49:帰り道、荷物まみれで明らかに「ディズニー行ってきました!」という雰囲気が全開でも、疲れているのでもはやあまり気にならない。
その50:その40で買ったお菓子は2〜3カ月後にも数個残っていて、もはや食べる気にもならない。
執筆:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.