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2001年、サッカーと少林寺拳の異色の組み合わせで世界に衝撃を与えた映画『少林サッカー』。中国では少林寺関係者が本当に「少林サッカースクール」を設立するというニュースもあったことを記憶している人もいるかもしれない。

現実世界のピッチで少林サッカーが見られる日に期待が寄せられたが、それに先んじて香港ラグビー界がやってくれた! 香港でカンフーとラグビーを組み合わせた「カンフーラグビー」が披露されていたのである。その様子は動画「Kung Fu Rugby: Rugby Sevens 2015」で確認できるぞ!

・香港で「カンフーラグビー」が披露

カンフーラグビーが披露されたのは、2015年3月29日に行われた香港最大のスポーツイベント「香港セブンス」でのことだ。

香港セブンスは毎年3月下旬に行われる7人制ラグビーの世界大会。エキシビジョンの試合で、あるチームがカンフーバリバリなプレーを見せてくれたのである。

・ワンチャイの主題歌で登場キターッ

動画には、まずは選手入場シーンが収められている。ハッ……この音楽は!? ジェット・リー主演の『ワンス・アポン・ア・イン・チャイナ』の主題歌『男兒當自強』ではありませんか!?

・華麗なカンフーでボールをさばく

さらに “試合” では、パスやトライに、ブルース・リーやジェット・リーの映画で見たようなカンフーの動きが盛り込まれている。

ペナルティキックなんか、まるで演武だ!! クルッ、クルッと宙を舞い、ピシーっとボールを蹴っている! なぜかボールが火花を吹いてい『少林サッカー』を彷彿とさせる演出だ。

「サッと蹴った方が早いんじゃ……」なんて無粋なことを言ってはいけない。相手を油断させるなんて、ますます『少林サッカー』のようではないか!

・カンフーは “女ジャッキー・チェン” が指導!

このカンフーラグビーチームの武術指導は、「女ジャッキー・チェン」と呼ばれるカンフースター “シャロン・ヤング” さんが担当したそうだ。プレーヤーは、蝶が舞うように技をキメているが、シャロンさんによると形になるまでの苦労は並大抵のものではなかったという。中国での秘密特訓まで行ったとのことである。

『少林サッカー』は主人公が少林寺拳普及のためにサッカーを始める、というストーリーだった。今回の「カンフーラグビー」も同様に、動画への注目を通して7人制ラグビーの普及に貢献するかもしれない!

参照元:YouTube [1][2]香港欖球總會Apple Daily(中国語)
執筆:沢井メグ

▼まずは引きでエキシビジョン全体をどうぞ!

▼ハイライト

▼こちらのメガネの女性が「女ジャッキー・チェン」ことシャロン・ヤングさんだ

▼ワンチャイの主題歌『男兒當自強』