みなさんは「金沢カレー」というカレーをご存知だろうか? 金沢カレーとは、その名の通り、金沢のご当地グルメの1つ。ルーが黒っぽいことや、キャベツやカツが盛られていることなどが、主な特徴とされている。金沢市近郊には、そんな金沢カレーを取り扱っているお店が多いのだが、カレーがあるということは、カレーパンもある。
先日、私(記者)が北陸を訪れたときのこと。高速道路のサービスエリアで、その「金沢カレーパン」を発見した……のだが! それが全く予想しなかった形状だったので、紹介したい。まさか、これが金沢カレーパンとは!
・北陸自動車道のPAで発見
私がその金沢カレーパンを発見したのは、北陸自動車道の呉羽パーキングエリア。休憩のために立ち寄ったところ、偶然にも「金沢カレーパン」のポップが目に留まった。1つ260円。「お、金沢カレーのカレーパンだ! きっと中のカレーが黒かったりするのだろうな」と思っていたら……
長ーーーーーい! パンとは思えないほどに縦長だ。てっきり楕円型のオーソドックスなカレーパンかと想像していたら、形状からして全く違う。しかも中のカレーではなく、外側が黒い!
・中のカレーは黒くない
このように、まずその形状に驚かされたのだ。ひとしきり、黒くて長いパンを眺めた後、先端からガブリとかじりついてみると……中のカレーはいたってオーソドックス。黒いのは外型だけのようだ。そしてその黒いパンの部分が、やや甘めの味付けになっている。カレーのスパイシーさと、パンの “やや甘” が程よいバランス。味はイケるぞ!
・全ての金沢カレーパンが縦長ではない
そして気になるのは、「全ての金沢カレーパンが縦長なのか?」という点だが、調べると、どうもそうではないらしい。記者が食べたのは、石川県に本社がある会社「ワールドコーヒー商会」が取り扱っている『金沢かれいぱん』だったようで、それだとスティック状になっている。
しかし他社が販売している金沢カレーパンには、よくある楕円系のパンもある。つまり、全ての金沢カレーパンが縦長というワケではない。
ちなみに、「ワールドコーヒー商会」の『金沢かれいぱん』には、記者が見つけた黒い色のカレーパン(竹炭&黒こしょう)だけではなく、オーソドックスなキツネ色のものや、黒ゴマがまぶされたものなど、いくつかバリエーションがあるようだ。また、それらは通販でも購入できるようだから、気になる人はチェックしてみてくれ!
参考リンク:特産ジャポン / ワールドコーヒー商会
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼呉羽パーキングエリアで見つけたのが……
▼こちら。店内のポップは片仮名だったが、この商品の正確な名称は平仮名で「金沢かれいぱん」のようだ
▼断面はこんな感じ。中のカレーは黒くない
▼iPhone5C と比較するとこの通り。縦の長さは、iPhone5C の2倍ほどある