2012年8月、福岡県福岡市はPRの一環で、仮想の行政区「カワイイ区」を設置した。初代区長として元AKB48の篠田麻里子さんが就任したのだが、苦情を受けてわずか半年で退任。その後に、YouTuberとして活躍する福岡在住のカナダ人女性、ミカエラ・ブレスウェートさんが区長に選出されたのである。
大きな話題を呼んだこのPR企画、なんと2015年3月をもって廃止されることが判明した。カワイイ区誕生当初に、区民登録する人が相次ぎ、4万人もの登録者を獲得したのだが、篠田さんが退任後は登録者数に変化がなかった。まさか2年半で廃止されることになるとは。カワイイ区の区民はどう思っているのだろうか?
・継続に疑問
朝日新聞によると、カワイイ区の新設が発表された当初は、ユニークな取り組みとして多くのメディアに取り上げられた。話題になったのは最初だけで、最近ではあまり注目を集めているとはいえず、事業の継続を疑問視する声もあったようである。
・篠田さんの人気頼み?
また、男女差別を助長するとの指摘もあり、わずか半年で初代区長の篠田さんが退任する騒ぎがあった。最初の話題作りに成功したものの、結局篠田さんの人気頼みであった感が否めず、気がつけば廃止が決定していた格好である。
・博多華丸・大吉さんで新設しては
カワイイ区に関してはいろいろな意見があったと思うが、この経験をいかして、またユニークなPR企画を発信してもらいたいと思う。とりあえず、博多華丸・大吉さんが「THE MANZAI 2014」を制しているので、彼らにちなんだ「○○区」というのも良いのではないだろうか。