昼食や晩ご飯と違って、朝ご飯は毎日決まった物を食べる人が多いだろう。日本では和食派と洋食派に分かれると思うが、アメリカではコーンフレークが一番人気だ。レストランやダイナーでは、ホットケーキとカリカリベーコン、スクランブルエッグがセットになった朝食を見かけるが、家で毎朝そんなご馳走を食べているわけではない。
そこで、アメリカ人の子供達にベトナムやフィンランド、オランダといった世界各地の朝食を食べさせて、どんな反応を得られるか実験した動画「American Kids Try Breakfasts From Around the World」が話題となっているので紹介したい。子供達が、初めて遭遇する食べ物に見せるリアクションがナカナカ新鮮だぞ!
・アジアの朝食は!?
様々な国の料理が食べられるレストランが充実したアメリカ都市部に住んでいても、子供達が外国料理を口にすることはあまりないだろう。親が余程の美食家でもない限り、アジア料理やエスニック料理に馴じみがないのは普通だと思う。
まず、最初に動画に登場するのは味噌汁と焼き魚、目玉焼きとご飯にキムチで構成された韓国の朝ご飯。日本の伝統的な朝食と非常に似ているので、子供達がどんな反応をするのか興味シンシンだ。
“味噌汁は発酵させた豆からできているんだよ” と説明を受けたキッズの一人が、味噌汁をレンゲですくうと小魚が出てきた。すると「死んだ魚が入ってる! 気持ち悪い!!」と叫び声を上げたかと思えば、キムチが辛いと文句を言う子もいて、かなりの不評……。あまりにも洋食とかけ離れた食事だけに、仕方ないリアクションかもしれない。
・スモークサーモンを食べるフィンランドの朝食は?
アメリカでは日常的に魚を食べる人が非常に少なく、肉食中心の食生活なため、朝から魚を食べることにかなり抵抗があるようだ。なので、スモークサーモンがパンに載ったオープンサンドを見るなり、子供達は「朝から魚なんか食べないわよ!」、「サーモン嫌いなの」と散々なコメント。
唯一スモークサーモンを気に入った子に、どこの国の朝食だと思うか訊ねると “アフリカ!?” と答える始末だった。
・ベトナムのピータンに意外な反応!!
次に出されたのは、おかゆとピータンがセットになったベトナムの朝ご飯。ピータンとはアヒルの卵を熟成させたもので、色は真っ黒で臭いがキツイが美味と言われる食品だ。
最初は、臭いとグロテクスな見た目に「トイレの臭いがする!」とタジタジしていたキッズ達だが、食べてみると “美味しい!” と反応。おかゆもナカナカの好評を博していた。
・一番人気はオランダ!!
そして、最後に出されたのはオランダの朝食。トーストの上に何やら茶色のフレーク状の物が載っているが、これはチョコレート!! ゆえに子供達には大好評で、あっという間に完食。「ママがヘルシーじゃないって言うだろうな」との感想を漏らす子や、“こんなの朝食に食べる国があるんだ!” と目を輝かせている子もいた。
朝ご飯は一日で一番大切な食事だと言われている。朝は忙しくて時間がないことを理由に、朝食を抜いたりコンビニの菓子パンで済ませてしまう人もいるだろう。動画のような、バラエティに富んだ世界各国の朝食を用意するのは無理にしても、栄養バランスを考えた朝ご飯をしっかり食べて、一日に備えたいものだ。
▼アメリカの子供達に世界の朝ご飯を食べさせる実験動画はこちら