yahookids

皆さんは子どもの頃に、恋のおまじないを信じていただろうか? 相合傘を書いたり、消しゴムに好きな人の名前を書いて、使い切ろうと奮闘した経験のある人もいるかもしれない。最近の子どもたちの間でもおなじまいは健在であり、両思いに憧れて実践する子も少なくないようである。

子ども向けの掲示板サイト「Yahoo!きっず」を見ると、努力している様子を見ることができ、大変微笑ましいのだが……。数々の投稿のなかに、妙に目を引くものを発見してしまった。そこには夢も希望もない言葉がつづられている。

・「Yahoo!きっず」に投稿された『とっておき! 恋のおまじない』への回答

仕事のために生きる」(「Yahoo!きっず」より引用)

・ロマンチックじゃない……

投稿者の年齢は一応14歳になっている。働き始めるには、まだ少し早いように思うのだが。そもそも恋のおまじないを尋ねているのである。もう少しロマンチックな内容の方が好ましく思うところである。

・生々しい

この投稿が妙に目を引くのは、そのリアリティだ。たしかにハンパなまじないをするよりも、仕事に打ち込む姿は異性に高評価である。一心不乱に働く姿は、美しく感じることさえあるのだ。「仕事のために生きる」、この一言の生々しさが、ほんわかとした子どもたちのQ & Aサイトにまったく似つかわしくなく、妙な生々しさだけが漂っているのである。

もしかして、この子は親の背中を見てそのことを悟ったのだろうか……。投稿した経緯が大変気になるのだが、間違ってはいない。間違ってはいないけど、生々しい……。

参照元:Yahoo!きっず
執筆:佐藤英典