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以前、マイクロソフト社が提供するインターネット電話サービスSkypeが、リアルタイムで外国語を同時翻訳するソフト「Skype Translator」を開発したとのニュースをお伝えした。

そんなSkype Translatorのプレビューが、ついに開始されて大きな話題となっている。英語とスペイン語圏の小学生が、同サービスを使ってスムーズにコミュニケーションを取る体験動画が、かなりスゴいのである!! この様子は、動画「Skype Translator preview opens the classroom to the world」で確認できるぞ!

・メキシコとアメリカの小学生がSkype Translatorを体験!

Skype Translatorを実際に体験したのは、メキシコシティと米ワシントン州に住む小学生達だ。動画では、パソコンの前に座ったアメリカ人とメキシコ人の少女が、それぞれ英語とスペイン語で会話を始める。

アメリカ人の少女が英語で、「メキシコシティは好き?」と訊ねると、Skype Translatorがスペイン語に翻訳。同時翻訳音声がスペイン語で伝えると、メキシコ人の少女が「ここは素敵な所よ!」と返答し、今度はスペイン語から英語にスムーズに翻訳。全く異なる言語を話す二人が、問題なくコミュニケーションを取っているのである!

・マジックにかかったかのように会話を楽しむ少女達

パソコンのSkypeスクリーンには、相手の顔の横に字幕が打ち出されるので、音声を聞き逃しても会話の内容を確認することができる。少女達は「趣味は何?」、「旅行するならどこへ行きたい?」といった会話を、同時翻訳を挟みながら順調に進めて行く。

その翻訳機能たるやかなりのクオリティで、まるで二人は、マジックを見ているかのような表情を浮かべながら会話を楽しんでいる。周りにいる生徒達も、感嘆と好奇心でいっぱいの様子だ。

・今のところ音声翻訳は、英語とスペイン語のみ

以前、マイクロソフト社が発表したSkype Translatorの実演ビデオで使用された言語は、ドイツ語と英語だった。だが、プレビューを開始した同サービスで使用できる音声言語は、今のところスペイン語と英語だけである。だがテキストチャットでは、40カ国以上の言語に対応している。

・使用すればするほどサービス機能が向上

現在Skype Translatoのプレビューが体験できるのは、Windows 8.1とWindows 10のプレビュー版のみだ。同サービスは機械学習アルゴリズムを使用しているので、ユーザーがサービスを使用すればするほど、言語の学習量が増えて機能が向上していく仕組みだ。対応言語も、これから増えていきそうである。

子供達が社会科の時間にSkype Translatorを使用して、姉妹都市の学生達とお互いの国について学べるような日が来るかもしれない。近いうちに同サービスが、日本語に対応してくれることを願いたい。

参照元:YouTubeSkype(英語)
執筆:Nekolas

▼メキシコとアメリカの少女が、Skype Translatorで会話をする様子を収めた動画はこちら