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寒い! 猛烈に寒いッ!! 日本列島は爆弾低気圧の影響で、全国的に天候大荒れ。こんな寒いときにいいことなんか何一つない。できることなら家でコタツにもぐり込んでいたいと思うものである。

しかしこの悪天候だからこそ、得られるメリットがひとつだけある。それは “普段は行列が絶えず、なかなか入店できない人気店” が空いているということだ。東京・新宿御苑の「Hamburg Will」もそんなお店のひとつである。いつも昼時は行列のため、私(記者)は何度となく入店を諦めたのだが、この寒さと降雨のせいで行列はゼロ。すんなり入ることができたのである。しかもハンバーグは極ウマだったッ!

・豚肉100パーセント

ハンバーグは通常、牛肉もしくは合挽き肉を使用するのだが、ここのお店では豚肉100パーセント。それも岩手県のブランド豚「岩中(いわちゅう)豚」を使用しているのである。

その理由は、肉感の強いハンバーグはどちらかといえば男性好みで、食べ過ぎると胸焼けがしてしまう。そこで女性にも食べやすく、そして「また食べたい」と思う味を追求した結果、豚肉100パーセントになったそうだ。

・天候が悪くてすんなり入れた

2007年のオープン以来、女性客からの支持を集め、現在は行列の絶えない人気店になったのである。幸い私が訪ねた日は、数日のうちでもっとも寒さが厳しかったうえに雨降りで、ひょっとしたら雪が降るんじゃないかと思うほど冷え込んでいた。店外には誰も並んでなかったのである。

・期待値を軽く超えている!

かねてからインターネットでメニューをチェックしていた私は、「一度は食べてみたい!」と猛烈に思っていたモッツァレラチーズのハンバーグをオーダーした。事前の期待値は相当高かったのだが、実際に食べてみると……その期待を裏切らない。いやむしろ、期待を軽々と超えるおいしさだった。

・繊細な口当たり

確かに豚肉100パーセントのハンバーグは、肉感は強いのにクセがなく、食べていても脂濃さを全然感じない。繊細な口当たりで品がある。ソースはデミグラス・柚子胡椒・クリームマスタードの3種から選べるのだが、クリームマスタードでお願いして大正解だった。クリームのほのかな甘さのなかに、キラリと光るような酸味がアクセントになって、豚肉のおいしさを引き立てているのである。

・ソースの強い主張を受け止める

どちらかといえば、ソースの主張が強いのだが、その主張の強さにもハンバーグは十分に耐えられる代物である。肉が持つ旨味が強く、なおかつ繊細な食感でなければ、ソースのおいしさを楽しむことはできない。さすが人気店、ハンバーグにまったく隙がない。そしてまた食べたいと強く思った次第である。

しばらく悪天候が続きそうな予感。晴れ間が見えずに気分も落ち込みがちだが、こういうときこそ人気店を狙っていくと良いだろう。そしておいしい料理に元気をもらおう。

・今回紹介した店舗の情報

店名:Hamburg Will
住所:東京都新宿区新宿1-3-8 YKB新宿御苑ビル101
営業時間:ランチ11:30~14:30、ディナー17:30~20:00
定休日:年中無休

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼この日のスープは、紫芋のポタージュ
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▼オーダーしたモッツァレラチーズのハンバーグ。ライスorパンとスープがついて1100円
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