薄くて軽くてヌクヌク暖か、しかもリーズナブルな価格の肌着といえばユニクロの『ヒートテック』である。老若男女問わず「冬場は欠かせない!」という人も多いことだろう。
2014年シーズンからユニクロが「ノーマルより1.5倍暖かい」という『ヒートテック エクストラウォーム』、通称『極暖ヒートテック』を展開し話題になっているが、どれくらい暖かいのだろう……? そこでノーマルのヒートテックと着比べて、極暖ヒートテックの実力を確かめてみたのでご報告したい。
・400円高い
極暖ヒートテックは売り切れ店舗や「1人1点まで」と購入制限がかかるほどの人気のようだ。ノーマルのヒートテックが定価1290円なのに対し、極暖ヒートテックは1690円。その差は400円である。さあどうなんだ、極暖ヒートテックよ……。大の “ヒートテッカー” である私(筆者)が確かめてやろうじゃないか!
・寒空の下、ヒートテック1枚で耐える
検証方法は単純だ。「ヒートテック1枚だけを着て、寒空の下で何分間耐えられるのか?」試すだけである。この日の気温は9℃。雨上がりでひんやりとした空気の中、ヒートテックは私の体をどれだけ守ってくれるのか? 頼むぜヒートテック! 信じてるぜヒートテック!!
・ノーマルヒートテックから
まずは着なれたノーマルのヒートテックから。サラサラした肌触りと、ピタッとなじむ着心地はもはや私の肌! 一体感がハンパないぜ!! ヒートテック1枚で外に出るとさすがに寒いが、それでも耐えられないことはない。結局、唇から血の気が引くまで、15分29秒耐え抜くことに成功した。
・想像してたのと違う
続いて極暖ヒートテック。あれ……? 想像してたのと若干違う……。ノーマルのヒートテックより単純に分厚い。てっきり、ノーマルと同じ着心地で1.5倍暖かいのかと思っていたが、体感では1.5倍~2倍ほど重い。ノーマルが「肌の一部」だとすれば、極暖は「服」。一体感という意味ではノーマルに軍配が上がる。
・暖かさは極暖の方が上
ただ厚い分、さすがに暖かい。暖かさは完全に極暖ヒートテックの方が上だ。冷えた体でスタートしたにも関わらず、19分44秒も耐え抜くことに成功した。おそらく、体が温まった状態で開始していれば、記録はさらに伸びたに違いない。
・2つは別物
結果としては極暖ヒートテックの方が保温性は高いことが証明された。だがしかし……。単純に極暖ヒートテックをオススメするかといえばそうではない。同じ「ヒートテック」の名が付くものの、2つは別物と考えた方がいいだろう。
・フィット感はない
ノーマルのヒートテック最大の魅力は「着ていることを忘れるほどのフィット感」だと思っているが、極暖ヒートテックは「着ている感」がバリバリある。シチュエーションにもよるが、私のように “フィット感命” の人は、買い急ぐ必要はないだろう。着た感じ、ノーマルより若干モコモコしたのも気になった。
ただ、メチャメチャ寒い日は重宝するに違いない。数枚持っていて損はないはずだ。「フィット感より暖かさ!」という人にもいいだろう。2つは別物だと考えて、使い分けをオススメするぞ!
参考リンク:ユニクロ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼ノーマルのヒートテック。いつもお世話になってます! 定価は1290円。
▼話題の極暖ヒートテック。定価は1690円。
▼「極暖」の文字が自信ありげだ。
▼まずはノーマルのヒートテックで耐える。ただ耐える……。
▼カチカチになるまで15分29秒耐えた。
▼続いて極暖ヒートテック。見た感じも分厚いでしょ?
▼フィット感はないものの、暖かさは極暖ヒートテックに軍配が上がる。19分44秒耐え抜いた。
▼同じ「ヒートテック」の名が付くが、2つは別物だと考えて使い分けを推奨するぞ!