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あのねえ、世の中には天才といわれる、類稀なセンスを持った人たちがいる訳だ。もちろんその天才たちは、途方もない努力を重ねているからこそ、凡人にはおよそマネのできないような領域に達するのだが……、やはりその卓抜したセンスをまざまざと見せ付けられると、「敵わねえ……」と思わざるを得ない。

2014年11月21日から3日間の日程で、東京ビッグサイトで「楽器フェア」が開催された。その会場で、偶然凄腕ギタリストに遭遇! しかも彼はまだ9歳。体に比べてギターが随分大きく見えるのだが、テクニックは大人も凌駕するレベル!! マジかよ、凄すぎだろッ。オジサン、ビビりすぎてちょっともらしそうになったわ。マジで。

・すでにESPとエンドース契約!

彼は「Keiji by ZERO」(以下、Keijiくん)の名で活動する速弾きロックギタリストである。子どもだと侮るなかれ、ただのお遊戯とは訳が違う。彼は楽器メーカーの「ESP」とエンドース契約を結んでいるのである! エンドース契約とは、楽器を無償で提供してもらいライブなどのパフォーマンスで使用するというものだ。

・ブースでパフォーマンス披露

ESPといえば、名だたるプレイヤーが使用しているメーカーなのである! 9歳にしてプロの領域に足を踏み入れているといって良いだろう。しかも楽器フェアでは、ESPのブースでパフォーマンスを披露し、大人たちの度肝を抜きまくったのだ。すごいぞKeijiくん!!

・演奏力、テクニックともに申し分ない

実際に彼のプレイを見ると、ESPが契約を結んだ理由がわかる。大人でもまともに弾くことが難しいパッセージを難なくこなし、なおかつ正確に演奏しているのだ。またライトハンド奏法やタッピング奏法などのテクニカルな演奏も習得しており、その才能の凄まじさに驚かされるばかり。これは将来的に世界を股にかけて活躍するプレイヤーになるに違いないだろう。

・4歳からギターを弾き始める

そんなKeijiくんはすでに4歳のときからギターを始めていたそうだ。お兄ちゃんとロックバンド「X JAPAN」のビデオを見たことをきっかけに、ギターに興味を持ち、プレイし始めたその年に早くもライブを経験している。

・あなたは4歳のとき……

思い出して欲しい。あなたは4歳のときに、何をやっていただろうか? 私(記者)は4歳のときに、きっと砂場で遊んでいた。砂場こそが唯一にして最大の遊び道具であり、ブランコではジャンプを練習していたはずである。それ以上のことは何も思い出せないほど、平々凡々の幼少期を過ごしていた。ちなみに私がギターに触れたのは、高校1年生のときだ。うまく弾くことが出来ずに、「簡単そうだ」という理由でベースを始めたというのに、Keijiくんは9歳にして我が物にしている。

才能の違いとはおそろしいものだ。私は挫折するべくして挫折したのだ……。そしてKeijiくんは、成功へのプロセスを一歩一歩着実に進んでいる。

・将来が楽しみだ!

まあとにかく、Keijiくんの将来が楽しみで仕方がない。きっと日本を代表するプレイヤーになるに違いないだろう。私をはじめとする挫折したバンド経験者は、Keijiくんを応援しよう! もちろん経験者ではないという人も、彼の演奏を見て欲しい。きっと度肝を抜かれるはずである。

参考リンク:Keiji by ZERO 公式ブログFacebook
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼楽器フェア、ESPブースでのパフォーマンス。9歳にしてこの実力!

▼まだ身体が小さく、ギターが大きく見えるのだが……
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▼難しい曲でも難なく演奏している。これは将来が楽しみだ!
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▼すでにいくつかのテレビ番組に出演している
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