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今世界中を混乱させているエボラ出血熱。2014年10月28日現在、日本国内でエボラ出血熱の患者は確認されていないが、世界的な流行を考えれば予断を許さない状況。恐怖を感じている人は少なくないだろう。

そんなエボラ出血熱に関して、厚生労働省大臣の塩崎恭久氏が、厚生労働省のホームページ上でメッセージを発表しているので取り上げたい。

・厚生労働大臣メッセージ

エボラ出血熱は、インフルエンザのように容易に飛沫感染する可能性は非常に低く、患者の体液に直接接触することにより感染するとされております。このため、まず、国民の皆様には、冷静な対応をお願いしたいと思います。

もう一点のお願いは、もし流行国に渡航し帰国した後、1か月程度の間に、発熱した場合には、万一の場合を疑い、地域の医療機関を受診することは控えていただきたい。まず、保健所に連絡をし、その指示に従っていただきたい。感染症指定医療機関への受診につなげるようにいたします。(厚生労働省ホームページより引用)

重要なことなので繰り返すが、厚生労働省によると「飛沫感染する可能性は非常に低く、患者の体液に直接接触することにより感染するとされている」とのこと。

・病院ではなく保健所へ連絡を

もう一つ重要なのが、万が一、感染が疑われる場合。もしそうなってしまったら、多くの人は病院へ行って診察を受けようとするだろう。だがそれはちょっと待った! 厚生労働省のホームページによると、まず保健所へ連絡してほしいとのこと。

・ネットの声

なおこのメッセージを読んだ人々の中には、Twitter などを使って拡散を呼びかけている人も。ネット上に書き込まれたコメントを一部ピックアップすると……

「我々の想定と大きく異なることが書いてあります」
「重要なメッセージにエライ人の名前つけて権威化するのは、こういうとき便利だね」
「やべえかなって思ったら病院じゃなくて保健所!」
「ホントコレ読んでくれたのむ」
「落ち着いて冷静に、正しい知識と行動を」

……などなど、冷静な行動を呼びかける声が多いようだ。とにかく、もしもの場合に備えて「飛沫感染する可能性は非常に低いこと」「病院ではなく保健所へ連絡」は肝に銘じておきたい。

参照元:厚生労働省
執筆:和才雄一郎