高所恐怖症の人にとって、飛行機は苦痛以外のナニモノでもない。搭乗時間が長ければ長いほど、その苦痛は続くことになる。できるだけ早く地面に降りたい! 重力を感じて歩きたい!! 眺めの良い窓際なんかもってのほかだ。外なんか見たくないのである。
そんな高所恐怖症の人を戦慄させる機体の開発を、イギリスのメーカーが計画しているようである。その機体には窓がなく、壁面が全面モニターになっている。まるで機体の壁がなくなってしまったように見えるようだ。高所恐怖症の私(記者)は絶対に乗りたくないッ! 余計なことするなよ!! 今まででも十分苦痛だっていうのに!
・窓のない機体
このおぞましい機体の開発を計画しているのは、英国の「The Centre for Process Innovation 」である。同社は最新のカメラ技術を駆使して、ほぼ全方位が見渡せる窓のない機体のコンセプト映像を公開した。
・外が超丸見え
通常通路側の席に座ると、窓の外を見にくい。人によってはそのことにストレスを感じるのかもしれないのだが、この機体であれば、壁面と天井の一部がモニターになっており、外が丸見え。まるで機体の壁や天井がなくなってしまったように錯覚するかもしれない。
・恐怖倍増
たしかに確信的な技術であり、眼下に広がる雲海を一望できたり、都市の夜景を楽しむことができるようになるかもしれない。しかし高所恐怖症の人にとっては、恐怖が倍増されるに違いない。普段でも通路側に座れることをありがたいと思ってるくらいなのに、いらんことすなーッ!! と言いたい。
眺めは良いかもしれないのだが、できるだけ乗りたくない……、マジで。いっそ窓をなくして欲しいくらいなのに。
参照元:Metro.co.uk、YouTube(英語)
執筆:佐藤英典