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カレンダーと言えば、アイドルだったりキュートなワンニャンなものが一般的だろう。だが、毎年世界中のネットユーザーの胸をアツくさせているのは「誰もが思わずウホっと振り返るイイ男たちが一肌脱いだカレンダー」だ。そこでカッコよく「ウホカレ」と呼ぶことを提案する。

ロケットニュース24では、これまでに消防士やラグビー選手などのウホカレを取り上げてきたが、今回は誇り高きイギリスのカレンダーを紹介したい。

お約束どおりカッコイイ男性が素肌をさらしているのだが、その腰回りに注目だ!! なんと女子高生よろしくのチェックの膝丈スカートっぽいものに黒ソックスをはいているのだ。

・スカート状のなにか

カレンダー内でメンズが着用しているのは、まさかのスカートのようなもの。日本の高等学校の制服として採用されていそうなチェック柄のスカートに似ているが、その丈は、「JK」というよりは「女学生」、完全にお嬢様タイプのデザインである。そして、その下は黒ソックスだ。

・スコットランドの民族衣装だった

「何が一体どうなっているんだ!?」と言いたくなる人もいるかもしれないが、このカレンダーの発行国を聞けば納得するだろう。これはイギリスの「ザ・キルト・ストア」で発行されたものだ。

そう、このスカート状の衣装は、スコットランドの民族衣装「キルト」である! 『キャンディ・キャンディ』の “丘の上の王子様” が着ていたアレ、と言えばおわかりいただけるかもしれない。

・力と誇りのイイ男カレンダー!

現在、我々が目にするのは式典などで礼装として着用されるシーンが多いが、カレンダーではなぜか上半身100%露出。キルトの優雅さと筋肉が醸す野性味では、ちぐはぐなのでは……なんて心配には及ばない!

そもそも、キルトのルーツはスコットランドの高地「Highland(ハイランド)」だと言われている。そして、かの地に住む人こそ勇猛なことで知られる「Highlander(ハイランダー)」なのだ。

つまり、このカレンダーでは “勇者の力の証であるハガネの肉体” が、“民族の誇りの象徴である民族衣装” をまとっているのである。力強さと気高さが渾然一体となった瞬間……そんなのカッコいいに決まってるだろ!?

・Amazon.jpでは一時品切れ状態に

気になるお値段は、ウホメン×12ページで、9.99ポンド(約1725円)。Amazon.jpだと1548円で販売していたようだったのだが、残念なことに現在「一時的に品切れ」となっている! ただ、大元の「ザ・キルト・ストア」では在庫ありなので、まだ完売ではないと見られる。気になる人は問い合わせてみよう。

・キルトがひらり

なお、関連商品として「Highland Swing」というものもあるそうだ。「Highland(ハイランド)」は上述の通りキルトのルーツ。そして「Swing(スウィング)」は、オンライン辞書『英辞郎』によると「〔つり下げられている物が〕振れる、揺れる」という意味がある。

想像力をフルパワーにし、都合よく真剣に曲解すると「スカート、ひらり」ならぬ「キルト、ひらり」とは解釈できないだろうか? 実際の「Highland Swing」の画像にはそう確信させるだけの力がある。

なお、キルト着用の際は「下には何もつけない」というのが、ガチのスコットランド流であるそうだ。キルトがひらり。いつか役に立つかもしれない海外豆知識である。

参照元:The Kilt Store(英語)、Amazon英辞郎
執筆:沢井メグ

▼こちらが「ザ・キルト・ストア」で取り扱われている「Highland Swing」シリーズ。キルトがひらりとしている
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▼風の強い日は大変!!

▼“安全対策” を取るケースもあるそうだ

▼こちらは2014年版カレンダー

▼こちらは2013年の投稿

▼こちらは「ザ・キルト・ストア」のFacebookに掲載されている結婚式の様子。キルト姿が素敵だ

▼チビっ子が着てもカッコイイぞ